★未来を生きる為に★BIGTOEの「筋トレが救った癌との命がけの戦い」

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージⅣ」の癌宣告。それも効く抗がん剤がない、放射線も効かない「腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)」という聞いたこともない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。 2019年1月「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」という書籍に。アマゾン、楽天ブックス、体育とスポーツ出版社のホームページなどから購入できます。

タグ:#腺様嚢胞癌

今朝も6時起きでネブライザーをしたあと公園へ
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桜はすっかり葉桜で花びらの花吹雪の下でアンダーグリップチンニング10セット。
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途中、公園に来た老人(自分も老人だが(笑))を見ているとベンチで「踏み台昇降運動」を始めた。

自分以外にも、体力アップ意識高い系高齢者がいるのだと思うとほっとした。

今日も笑顔で良い一日を!!

2か月ぶりの受診日。今日は頭頸部外科の隈部先生の診察です。気管孔のメンテナンスは亀田総合病院退院以来、エアウエイチューブ製作、ネブライザーとともに日々のチューブ取り出し、洗浄、挿入と自分でやってきたので、途中、試行錯誤の末、チューブは改造され、気管壁にこびりついた痰の除去方法も進化し、もはやベテランの域に!!

 

始めの頃は、「ライトで照らしてみると赤い気管から気管支への分岐まで肉眼で見える胸に開いた孔」にびびり、「キチキチで遊びのない気管孔への異物であるチューブの抜き差し」にびびり、「出血」するたびにビビっていました。でも今は、私に亀田総合病院の岸本先生とパーパー看護師を紹介してくれた恩人、笠松さんが言ったように「胸に鼻が付いた」と思い、孔へ挿入するチューブは「耳や臍のピアスと同じ」と思えるようになりました。

 

お蔭で今日の診察では、先生から「管理がいいから問題なく安定してますよ」とのお言葉をいただきました。

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もう一つの課題、今後、再発、転移した場合に免疫チェックポイント標的薬キートルーダの効果が見込めるかどうかの12月に手術で切除した癌細胞の検証を聞くこと。残念ながら、こちらは私の腺様嚢胞癌には効果がほとんど期待できそうにないとのことでした。

 

効果が確認された抗がん剤がない腺様嚢胞癌です。今の最先端の薬でも効果が期待できそうにないのには少しがっかりですが、今後の治験、新薬の開発に期待しましょう。

 

再発、転移がこれ以上でないことを信じましょう。

 

今まで通り筋トレで体を鍛えて、筋肉細胞で癌細胞をやっつけます!!

筋トレががんと戦う力になる!?「なぬ?」と思われる人も多いでしょう。

 

筋トレでがんにならないわけでもありませんし、筋トレでがんが治るわけでもありません。経験上、筋トレを正しくしたことで功を奏した、功を奏すると思われることは・・・

 

○大きな手術、治療からの体力の回復が早まる

○リハビリを効果的に進める助けになる

○抗がん剤治療、放射線治療で起きる副作用の軽減の可能性が期待できる

 

などです。産業医科大学の佐藤典宏先生によると、医学的に見てもその効果にはエビデンスがあり期待できるそうです。

 

※筋トレで「がんの死亡率」が30%低下(がん情報チャンネル)

 

ところが、実際にどんな筋トレをどのように、どの程度やればいいのかは、筋トレをしたことがない医師にもわからないし、ましてや筋トレなどしたことがないという一般の患者さんに分かろうはずはありません。

 

私は、20歳から筋トレを本格的に始めました。きっかけは子供のころから胃腸が弱くアトピー持ちのやせっぽちなのを何とか克服したいとの思いでした。高校時代にたまたま仲良くなった倉敷青陵高校の同級生の大森研一君が高校時代からすでに筋トレを実践しており、彼の自宅に行けば本棚には「月刊ボディビルディング」がずらりと並び、自宅の庭には当時珍しかったベンチプレス用ベンチ、スクワットスタンド、バーベル、鉄アレイが備えられていたのです。そして、何よりも彼は運動クラブに所属していないもかかわらず、体育祭になれば800m走と言うほぼ全速力に近いスピードで走り切らねばならないキツイ種目に出てきて運動部所属の選手を尻目にぶっちぎりで勝つし、大学時代に一緒にプールに行けば筋肉隆々の巨体でバタフライを泳ぎ切る男でした。彼の影響でナニワボディビルクラブの門をたたくことになったのです。

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(30代の頃の背中)

そして、筋トレを始めると、弱かった胃腸は強くなり、悩まされていたアトピーも改善。5年後にはミスター大阪に出場するようになっていました。

 

その後、現在、「月刊ボディビルディング」で連載中の記事「ONCE UPON A TIME in BODYBUILDING U.S.A.」で紹介しているようにアメリカ留学。ミスター関西、ミスター大阪、ミスター岡山にその足跡を残すことが出来ました。

 

考えもしなかったことですが、その経験が還暦を超えて罹患した「腺様嚢胞癌」という治療方法が確立されていない希少癌と戦う武器となっているのです。気管の大部分、喉頭部全部、両鎖骨、第一第二肋骨、胸骨、そして筋肉を切除する命がけの手術に耐え、回復出来たのも、筋肉があったからに他ならないと私は思っています。

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(※65歳 がん罹患後3年半の背中)
 

私のように日常生活の中で「筋トレ」が習慣になっていれば、その経験と知識で病と戦う武器に出来るのでしょうが、そうでない人が圧倒的に多いと思います。

 

また、若いインストラクター、大病の経験がないインストラクターでは、知識として理解は出来ても患者特有の体調の不調を感じることは出来ないでしょう。がん患者などではうっかり運動すると健康体の人には感じられない特有の痺れるような倦怠感、だるさ、苦しさ、そして不安に襲われることがあるのです。

 

ここでは、元ボディビルダー、筋トレ指導者、大手術経験者、がんサバイバーとして、「筋トレをする際に注意すべきこと」がんサバイバーで障害がある体の私が実際に行っている筋トレ「どのようなやり方で筋トレをし、どれくらいのボリューム、頻度でやればいいのか」についてお話ししたいと思います。

 

・・・続く・・・

《確立した治療法、抗がん剤が存在しない癌》

がんになれば、まず、「自身が罹患したがんについて知る」ことが重要かと思います。医師の話を聞き、セカンドオピニオンで他の病院の見解を聞き、ネットや書籍を調べる。そして、家族と話し合い、最終的には「どのような治療をするのか?」を自分自身で決めることになります。「無治療」と言う選択肢もあるでしょう。

 

私は、腺様嚢胞癌の性質と現状の有効とされる治療法を知ったうえで生きる為に外科手術を選択しました。

 

私の主治医は、「腺様嚢胞癌は、手術で完全切除出来ても体内のどこかに潜んでいて、5年経っても、10年経っても再発、転移する可能性がある。」と仰っていましたが、言葉を変えれば「完治、完解はしない」とも受け取れます。

 

と言うことは、一生、癌と共に生きることになるのでしょう。

 

医師が完解できるエビデンスのある治療法、抗がん剤が現状では存在しないと言う癌が、すでに昨年肺転移をした身にとっては、今後再び、再発、転移することを阻止するため、自分の罹患した癌についてさらに知り、国内外の治療に関する情報を集めて治療法を追求することになります。治験に名乗りを上げ生きる道を追求することも有効な手段のひとつです。

 

と同時に、並行して

 

生きる為には、共生してく為には、食事、サプリメント、生活習慣など自分で良いと思うこと、出来ることを実行することが大切と思うのです。自分にとっては、食事、サプリメント、生活習慣に加えて得意分野の筋トレがそれにあたります。

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《退院後の永久気管孔のメンテナンス》

私は生きる可能性を求めて胸に永久気管孔を制作するという手術を受けました。日本でも執刀出来る外科医は少ないと言われる難しい手術をしてくださり生かしてくださった先生方に感謝してあまりありません。

 

手術を受けたことにより、退院後は、担当医のアドバイスを参考にして、気管孔と言う特殊な呼吸器のメンテナンスが一生必須となります。これも生きる為に自分でやらなければならないことです。

 

○ネブライザーによる加湿吸入、痰の吸引、処理

退院後は、自分でネブライザー(吸入機)をインターネットで数台購入し、試行錯誤の後に設置用にオムロン製と携帯用にドイツ製を使っています。合計5台を購入して機能の良い2台に決めました。1台は高価であったにも関わらず使い物になりませんでした。ドイツ製は価格も安く機能も良いことがわかりました。必ずしも高価なものが良いとは限らないようです。

 

「ネブライザーを1回に何分行なうか?」「1日に何回行うか?」もドクターではなく自分自身で決めることになります。何故かというと、自分の体の状況は自分しかわからないからです。こればかりは名医でも経験したことがないですから。

自分の場合、気管が5cmと短くすぐに乾燥する為、現状では、6時間おきに1日に4回は必要です。

※永久気管孔のメンテナンスとネブライザー動画

 

Laryngoformでの気管孔のカバー

気管孔とは胸に開いた孔です。口のように閉じることが出来ない為、呼吸をすればごみやほこり、ウイルスなどなども肺にダイレクトに吸い込んでしまいます。通常それをガーゼなどでカバーするのですが(入院中はそうでした)、退院後は妻がインターネットで見つけてくれた通気性が良く息苦しくないLaryngoformを愛用しています。

 

○気管狭窄対策のエアウエイチューブ(ステント)

気管狭窄が起こるためにエアウエイチューブは24時間入れたままで、乾燥した痰がチューブや気管壁こびりつき呼吸が苦しくなるので定期的に抜いて洗浄、再挿入し清潔を保つことも必須です。

 

チューブの気管からの取り出し、再挿入は医療行為にあたるため医師が行ない、看護師さんは出来ないそうです。本人、家族はその限りではありません。

 

入院中は主治医、担当医がしてくださっていましたが、退院後は自分自身でやっています。動けなくなり自分で出来なくなれば家族にしてもらうことになります。

 

チューブは既製品が無いので、入院中に担当医が作ってくれた手作り品を退院後は自分で自分の気管孔に合うように改造したものを自分で製作しています。生き物である気管孔の状況は時々刻々と変わっていくので、チューブの長さ、形状、挿入する時の角度などは自分にフィットするように自分で決めて製作しています。

そして、ドクターには定期受診の際に適正かどうかチェックしていただくのです。

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○シャワー・入浴用治具

「気管孔の呼吸になると孔に水が入ると溺れる状態になるので入浴時、シャワー時には注意してください。」と医師から言われましたが、具体的にどのようにするか決められているわけではありません。入浴、シャワーには細心の注意を払い水が入り込まない工夫が必要になります。

 

今は、子供さんの呼吸器疾患治療に使うライトタッチフェイスマスクを気管孔にかぶせてパーミロールテープで皮膚に固定してからバスルームに向かっています。これで頭上からのシャワーは可能になりますが、湯舟には鳩尾あたりまでしか浸かれません。

 

これは、亀田総合病院の入院中に担当医のツォン先生と二人三脚で試行錯誤した末にたどり着いた方法です。

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このように、患者が少なく経済的見返りが見込めないために確立された治療方法がない、症例が少ないために既製品のエアウエイチューブ、入浴時の防水のための用具もないことから生きる為に自分でいろいろ工夫してやるしかないのです。

 

すべて、医師がしてくれるというのは間違いです。生きる為に自分でやることはたくさんあります。

◎この病気は医者には治せない。ならば自分で何とかするしかない。(I氏)

◎治療法がないなら時間を稼ぎ、運動と食事で免疫力を高めよう。(BIGTOE

◎俺たちは決して「完解」を諦めない。

これは、個人の見解、自分自身が今後どのように癌に対峙するかの指針をまとめるものです。

 

《希少な気管腺様嚢胞癌》

「腺様嚢胞癌」自体数十万人に一人と言う「希少癌」なのですが、発症部位が気管である「気管腺様嚢胞癌」となるとさらに希少で、私が癌宣告を受けて以来3年半が経過しましたが、出会った「気管腺様嚢胞癌患者」は、私を含めて6人と極めて少数派になります。そして、二人が天に召されました。

 

《腺様嚢胞癌の治療の現状》有効な治療法、有効な薬が確立されていない

動物であれば希少な絶滅危惧種は保護されるのですが、希少癌患者は患者数が少ないゆえ、症例が少ないゆえ、経済的見返りも見込めないから経済至上主義の世の中ではあまり研究がされない。よって有効な治療法、有効な薬が確立されていないというのが現状なのです。新型コロナのように患者が世界中にいれば、競って治療薬開発が進み完解する人も増えるのでしょうが・・・。

 

《行われている治療法は様々》

そのような状況ですから、病気の進行度、発症部位、転移の有無、受診した病院、出会った医師など様々な条件により外科手術、放射線、陽子線、重粒子線、肺がんなどの他のがんの抗がん剤、分子標的薬などの化学療法でのトライ等、同じ「腺様嚢胞癌」であってもその治療法は様々で異なっています。

 

《私の場合》

私のように気管のほとんどと喉頭部とリンパ節、骨、筋肉などその周辺組織を切除しての胸の気管孔制作した患者さんはさらに希。こうしてブログで発信をしていても、同じ状況の患者さんに出会ったり、連絡をいただいたことは未だにありません。

 

20179月の外科手術、断端部への放射線治療後、約3年生かされていますが、202011月の造影CTで遂にACC肺転移が見つかりました。しかし、幸運にも多発転移ではなかったために12月に転移巣摘出のための開胸手術を受けることが出来ました。とりあえず画像で確認された転移巣は切除されファイナルカウントダウンは先延ばしになりました。

 

《腺様嚢胞癌にどう対峙するかを語り合う》

先日、私以外で唯一の男性サバイバーI氏と、私たちの罹患した「腺様嚢胞癌」とどう対峙していくのがいいかについてオンラインで男同士話し合いました。

 

I氏は、すでに転移も確認されているため、「外科手術」と言う現状では一番とされる治療法の対象外となり、「西洋医学での確立された治療法がないという現実」を受け止め、「無治療」を選択。仕事を続けながら「免疫力の向上をめざすなどあらゆる可能性」を求め東洋医学に取り組んでいます。

 

私は、出会った医師が外科手術の名医だったため、病巣の範囲が広く手術出来るギリギリの状況で恐らく癌は取り切れないと言われながらも、癌とその周辺組織を切除する外科手術とその後局所再発防止目的の放射線治療を受けました。そして、昨年末の肺転移発覚からの肺転移巣切除手術です。今後、さらなる転移巣が出現する可能性は高いと言われていますがとりあえず延命出来たという状況です。

 

私の主治医の見解は、「腺様嚢胞癌は手術が可能ならまず切除、局所再発防止目的で断端部への放射線。その後、遠隔転移の可能性は続くがこれは防ぐことが出来ない。現状では効果が確認された抗がん剤はない。手術をしなければ、腫瘍が気管を塞いで3~4か月で呼吸困難になり死に至るだろう。」とのことから、時間稼ぎ、延命処置かもしれませんが、「再発、転移は無いかもしれないとの可能性もゼロではない」という願い、「将来、有効な治療薬が見つかるかもしれない」との希望から、見えている癌を取る手術を選択したのです。

 

加えて、「腺様嚢胞癌は、切除後5年、10年と経過しても再発、転移の可能性が高い」ともおっしゃっていました。現状では「腺様嚢胞癌」で完解したという人はどこかにおられるのかもしれませんが、私は出会ったことがないのです。

 

それでも、状況は異なりますが、I氏も私も「完解」が目標であることには変わり有りません

 

≪続く・・・≫

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かつてユタ州プロボに住んでいたころ末日聖人イエスキリスト教教会での牧師さんの言葉。「10歳の少年が雷に打たれて亡くなりました。人々は何故こんなことに、神様は居ないのかと嘆きましたが、少年の父親は「神様、今日まで彼を生かせてくれてありがとう、家族との幸せな日々をありがとう、感謝します。」と話したそうです。」

 

人間、同じ状況にあってもとらえ方によって真逆の気持ちになるということです。

 

「どんな体になろうとも、その体で奇跡を起こす。」これは親友のボディガーが私に話した言葉です。「失うものが大きくても生きてください。そして、10年後、20年後にも一緒に笑って食事をしましょう。」これは親友ゼウスの言葉です。これらが、生きる為に手術を受け、生きる為に前に進む大きなパワーになりました。

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(※退院後の20191月「筋肉オフ会The Final」で・・・左よりゼウス、BIGTOE、ボディガー)

 

「手術をうけてボロボロの体になるのなら死んだほうがましだ。」とも腺様嚢胞癌摘出手術を受ける前に一時思いました。鍛えた体をプライドにして生きていた人間が通常の呼吸を、骨を、ボディビルダーの証である筋肉を失うのです。しかし、彼らの言葉で考えをポジティブに変えることが出来ました。

 

人間必ずいつか死にます。鍛えた筋肉も老化と共に衰えていきます。「この世で生きることが大切なんだ。ならば鍛えてきた筋肉を生きる為に有効に使って戦おう。どうせ戦うなら弱い相手よりも強敵の方が希少な方が戦い甲斐があるし、話題性もある。」と変わったのです。

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(※千葉県鴨川市で療養中のサーファー看護師さんたちとのひとこま)

 

もう一つ大切なのは、「どんな状況でもその中で楽しむ気持ちを持つ!!」ことです。長期の入院生活は、体力、気力も萎えてきます。入院、手術などまっぴらだと思っていました。でも「入院でもしなければ、この歳で若い女性(看護師さん)と出会い優しくしてもらえることはない。」。「動ける状況なら恥ずかしいと思うことも動けない状況ではそんなことは言っていられないので身を任せるしかない。」開き直って楽しむことにしました。

 

入院中に何度も経験した呼吸困難の状況下でドクターの鬼気迫る処置にはもちろん感謝ですが、その間、手を握って「大丈夫!!もう少しの辛抱よ!!」と励ましてくれた看護師さんには感謝以外にありません!!

 

昨年末の肺の転移巣手術後に主治医が若い女性に変わりました。受診が楽しみになりました()

 

どんな状況であってもその状況を受け入れ楽しむことは大切だと思います。

 

ではでは、生かされた人生に感謝しつつ精いっぱい生き切るために、今日も今の体で、状況で出来る筋トレをして免疫力アップです!!

《隠れがん患者は多い?》

がん宣告から3年半。

この間の私の経験から「隠れがん患者」は多いのだろうと思います。

 

がんを見つける検査である「造影CTでも怪しい影が見つかったら継続的に撮影して、例えば半年前と今の画像を比較してその間の変化から判定しますし、検査費用が高額なPET検査」でもがんがある程度大きくなり活性化してないと陽性にはなりません。

 

今回の私の転移判定も半年前のCTをよく見るとすでに写っていましたし、11月のCTの前に行ったPETでは陰性でしたから。つまり、CTPETでわかるときにはがんはある程度大きくなっている」ということなのです。

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(※AGMCのホームページより)

https://agmc.hyogo.jp/

 

「血液検査」は私も何度も受けましたが「ステージⅣなのに腫瘍マーカーは正常」でした。血液検査に意味がないのではなく、がんであれば必ず数値が上がるとは限らないということです。

 

何が言いたいかと言うと、「検査で引っ掛かる、自覚症状が出たときはかなり進行している」「会社の健康診断レベルでひっかかった時にはかなり進行している」場合が多いということです。

 

自分では気がついていない「隠れがん患者」が相当数存在するのは間違いありません。ネガティブな事には目をつむりたい気持ちはわかりますが、私自身ががんを罹患してからの3年間に周囲でがん宣告されたという人は片手ではおさまりません。新型コロナウイルスに感染したという人はいません。

 

脅すわけではありませんが、他人事のように思っているあなたの体のどこかで秘かに芽を出して成長しているかも知れないのです。私の場合も、勤務先の健康診断は毎年受けていましたし、自覚症状もなく、ただ喉の違和感が長引き、娘に尻を叩かれて受診したら「いきなりステーキ」ならぬ「いきなりステージⅣ」のがん宣告でしたし、患者会の皆さんの体験談をうかがっても十数年前から違和感のような感覚があり、その間に数件の病院で受診していたにもかかわらずがんを宣告された時には進行していたという例が多いのです。

 

《早期発見のためには》

「対策」としては、わずかでも「違和感」を感じたら受診すること、そして少しでも疑いがあれば大手の専門病院で「がん検診」を受けることです。

 

《がんは治る時代!?》

「がんは治る病気」と言われる昨今ですが、あくまでも「早期発見できた初期のがん」です。悪性度の高いがん、腺様嚢胞癌のように治療法が確立されていない希少がんでは初期であっても「転移」、「再発」リスクは付きまといます。「完解」は難しいと思っていいでしょう。

《がんに対峙する心構え》

がんでは、心筋梗塞、脳梗塞、事故、怪我、地震などの自然災害、COVID019のような感染症などのように突然襲ってきて命を奪われることは希です。しかし、静かに時間をかけて進行し真綿で首を絞めるように命を奪っていきます。普段から暴飲、暴食、喫煙などを慎み、ストレスをためない生活をする、定期的健康診断を受ける。少しでもおかしいと感じたら精密検査を受ける、そして体力作りを習慣化しておくことが大事なことと思います。

 

そして、「不運にもがんになってしまった場合」、生きる為、罹患したがんを理解し、完解のための情報を集め、病院を探し、自分自身が納得のいく治療を決めることです。決めるのは医師ではありません。自分自身なのです。決めたら医師を信頼して前に進むだけです。そして覚悟を決め、「最悪でも死ぬだけでそれ以上のことはない」くらいに開き直ることではないでしょうか。もちろん無治療と言う選択もあります。

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これらは、万が一がんになったらの話なのですが、今や日本人の二人に一人は生涯でがんになり、三人に一人はがんで亡くなる時代なので実際には万が一ではないのです。

 

ストレスフルな世の中ですが、避けられるストレスは排除しましょう、そして、普段から心身ともに健康的な生活をして日常生活での運動を習慣化して体力、免疫力をつけておきましょう。筋肉貯金をしておきましょう!!

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さてと、生かされた人生に感謝しつつ精いっぱい生き切るために今日も筋トレで免疫力アップです!!今日は背中です。体力を付け心肺機能を向上させる目的で体幹部の大きな筋肉、背中と脚を重視しています。今日は背中、ワンハンドダンベルローイングです!!

不運にもがんになってもそう悲観することではないとも私は思っています。

 

がんで突然亡くなることは希ですから、「人生で何が大切なのか?」「誰が大切な人なのか?」「どんな生き方をすればいいのか?」について考え、「残しておきたいものを残し、処分しておきたいものを処分する」、「この世でやるべきことをする」、「会っておきたい人に会う」などの時間があるからです。

 

私の場合、がんになったことで新たな多くの友に出会うことができました。ドクター、看護師さん、がん友、鴨川のサーファーなどです。思えば今までは、学生時代からの友人、仕事関係の友人、ボディビル関係の友人が主だったので新しいジャンルの友に出会えたわけです。

 

長い付き合いで寄り添ってくれる友人たち、付き合いは浅いのに親身に寄り添ってくれる友人たちもいました。手術が終わりICUから一般病棟に移るまで付き添ってくれた友には感謝です。遠い鴨川まで足しげく通ってくれた家族、友、慈愛に満ちた親族にも心から感謝です。

 

長期入院から退院した後、「残された限りある人生の時間で、生かされた時間で何をするべきか」を真剣に考えました。

 

そして、「人生において、何が大切なことなのか?」「誰が大切な人なのか?」を知ることが出来ました。

 

幸い退院から3年近く再発、転移が確認されること無く過ごすことが出来ました。その間、やっておくべきことを考え実行し、残すべきことを整理し、廃棄、処分するべきものは捨て去り、「終活」いや「断捨離」を進めることが出来ました

 

そして、何よりも生かされた人生で追加の贈り物と言える孫息子に会うことが出来たのは人生最高の幸せでした。今、世界はコロナ渦でビジネス、スポーツ、会食、飲み会、旅行、日常生活と人々の動きが制限される中でもリモートながら毎日のように聴くことができる孫息子の声は私と妻を笑顔にさせてくれ幸せな気持ちにさせてくれるのです。

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昨年11月に「腺様嚢胞癌の肺転移」が確認されました。再発、転移しやすい癌なので、再発、転移は想定内だったのですが、12月に転移巣切除手術を受けることが出来たことはさらに幸運でした。

 

今後、もし更なる再発、転移が出れば、腺様嚢胞癌の性質上、おそらく本当の人生のカウントダウンが始まるのでしょう。その時までの時間稼ぎ、人生を楽しむ時間が与えられたわけです。

 

今、私は癌治療による障害が残り不自由な体になり仕事も失いました。生きるために家も多くの物品も処分しました。しかし、優しい妻、息子、娘、孫息子、親戚、多くの友人たちと慈愛に満ちた人々に恵まれ支えられて生かされています。狭いながらも楽しい我が家に住めて、3食食べられています。好きなお酒も飲めます。これ以上の幸せがあるでしょうか。

 

今が人生で一番幸せかもしれないと思うこの頃です。

 

今年に入って私よりずっと若い女性がんサバイバー二人の訃報を受けとりました。「生きたい」という思いを最後まで持ちながら旅立ったそうです。悲しすぎます。でも、彼女たちは家族の、友人たちの心の中に永遠に生き続けるでしょう。生かされている私たちが1日でも長く生き抜くことが彼女たちへの供養になると信じて生き抜きたいと思います。

 

生かされた人生に感謝しつつ精いっぱい生き切るために好きな筋トレで免疫力アップの毎日です!!

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今年の初受診に行ってきました。胸部レントゲン撮影の後、頭頸部外科と呼吸器外科の受診です。

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頭頸部外科では主治医K先生による気管孔の状況のチェックと先月の腺様嚢胞癌の肺転移巣切除を終えて今後どのような治療を希望するかの話し合いでした。

 

一般的な肺がん切除手術後には再発対策として抗がん剤治療に入ることが多いそうなのですが、腺様嚢胞癌に効果的な抗がん剤がない現状から当面は定期的な造影CT検査、PET検査で経過を観察して、再発、転移した時には何度も肺切除手術は出来ない為、さらに経過観察するのか、抗がん剤治療を試みるのかを検討することに。

 

加えて、今回の手術で切除した癌細胞の遺伝子検査をして今後オプチーボやキートルーダと言った免疫チェックポイント阻害剤を使うことが可能かどうかを検証してくださるそうです。

 

呼吸器外科は、今年からT女医先生による術後の経過についてです。胸部レントゲンでは肺に炎症もなく、しっかり膨らんでおり問題は無いとのこと、あばら骨下部の不快な痛みは、切開時に同時にそこを走っている神経も切れたり傷ついているためだそうで、時間の経過とともにある程度改善してくるが元には戻らないそうです。

 

余談ですが、手術入院前に何度血圧測定しても150前後-100以上と高くなっていたのですが、何故か術後は以前のように120-80に戻っていました。術後1か月余りが経過した今日も計測したのですが、149-102150-105と高い!!しばらく待って再度計測すると129-88。これは精神的なものなのか、はたまた女医先生になってドキドキ緊張していたのかわかりませんが、大事はなさそうで一安心して病院を後にしました。

 

寒さがひと段落したら公園筋トレで免疫力アップ!!

 

コロナが落ち着いたら友達と飲んで食って話して免疫力アップ!!といきたいですね!!

時のたつのは早いもので2021年も1週間が経過しました。年末、年始にかけて新型コロナウイルスの感染拡大は勢いが弱まるどころかさらに増大しています。

 

明日から一都3県に緊急事態宣言が発令されました。遅きに失したという感じは否めませんが何か手を打たないとどうなることか。ウイルスの性質上、再び更なる不要不急の外出、移動などの人と人との交わりを可能な限り断つしかないのでしょう。

 

私は、昨年11月に腺様嚢胞癌の肺転移が発覚し、「手術はやるなら早い時期に」と希望して1216日に肺転移巣切除手術を受けたのですが、今のコロナ感染拡大の状況を見ると正解でした。

 

今後、コロナの影響で医療崩壊が起こり、癌、心筋梗塞、脳梗塞、交通事故などの怪我の患者の治療に影響が出ないことを切に祈ります。

 

今年に入り元旦には埼玉のボディビルダーの友人から奥様が肺腺癌で1年半の闘病の末、亡くなられたとの連絡が入りました。ご夫婦二人だったので虚無感に包まれていることが感じられました。

 

そして、昨日は、私と同じ気管腺様嚢胞癌と戦っていた同志の妹のように感じていた女性が旅立ちました。まだ、46歳になったばかりで娘さんも小さいので、さぞ無念の思いだったと思います。体調が優れず10月から入院されていたのですが、コロナ渦でお見舞いにも行けなかったのが心残りです。

 

悲しい出来事から始まった新年ですが、生かされている私たちは彼女たちの「もっと生きたい」という思いを受け止め、これからの人生を笑顔で彼女たちの分も1日でも長く生きて生きたいと思います。

 

安らかにお眠りください、いつか天国で会いましょう!!



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今回の手術で知ったこと。3年前の「気管癌」の手術後、主治医から今後、転移の可能性が高いこと。一番可能性が高いのは「肺転移」と聞いていました。

 

腺様嚢胞癌患者会「TEAM ACC」の仲間の状況を見ても最も多いのが肺転移です。今回の肺転移発覚で主治医と交わした会話の中で知ったことですが、肺は胸膜という膜で覆われその周囲は肋骨で守られています。(私の場合、鎖骨、第一肋骨、第二肋骨が無いので咳をするとカエルの喉のように大きく胸の上部が膨らむのですが、肺が膨らんでいるのですね!!)

 

肺は、胃や肝臓などの臓器と異なり肉のような組織でできているのではありません。わかりやすく言えば、スポンジのような組織で出来ています。そして、右の肺は3つの肺葉から、左の肺は2つの肺葉で構成されています。

 

肺を原発とする小細胞肺がん、大細胞肺がん、肺腺がんなどの肺がん、他のがんの転移である転移がんがありますが、私の場合は後者です。多発転移の場合は手術で取り除くのが困難なようですが私の場合多発転移ではなかったので手術で切除が可能でした。

 

術式としては、進行状況、場所により片肺全摘、肺葉切除、区域切除、部分切除と分かれます。

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洛和会音羽病院(京都市山科区)のホームページより

http://www.rakuwa.or.jp/otowa/shinryoka/kokyuki/cancer.html

 

今回の私の場合は、部分切除でした。部分切除は本来なら胸腔鏡手術になるので2~3cmの穴が2~3個で済むのですが、私の場合、胸の気管孔呼吸で気管が短いために片肺送管が困難と言うことで急遽術式変更で開胸手術となり10cm切ることになったのです。(当然、切る範囲が大きくなるため侵襲は高くなり術後の痛みは増します。ちなみに肺自体は神経がなく痛みを感じません。)

 

手術自体は無事に終わり、画像で確認できる転移巣は切除されました。当然、癌とその周囲の肺組織をごそっと大きめに切除します。

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退院後1週間(術後12日)の診察で、血液検査によるCRPの値の低下、胸部レントゲンで術後と現在での右肺の大きさが膨らんでいることが確認され回復が順調であることがわかりました。抜糸も終わり痛みが消えるのを待つだけです。

 

肺はがんと共に大きめに切除されたわけですが、退院後、近所を散歩しただけで息切れがしたこともあり、「切除された部分は何もない空洞状態になるのか?」「肺機能の低下がどれくらいなのか?」が気になったため主治医に確認しました。その結果、部分切除では取り除いた部分に周囲の肺組織が張り出してきて空洞状態にはならない、肺の機能低下もさほど起こらないことがわかりました。

 

退院後1週間の受診で肺が膨らんできているとのことでしたが、年明けの筋トレ再開、ブルガリアンスクワットで術前との大きな変化は感じませんでした。今後のトレーニング、日常生活に大きな支障はないと確認できたので、徐々に負荷をあげていけると思います。とりあえずは一安心です。

COVID-19に世界中が翻弄された2020年も大晦日を迎えました。今まで生きてきて今年ほど家族以外に思い出に残るふれあいの場がない年はありませんでした。飲み会は1月の新年会とSTRONG DEPOTでの肉会だけ、ジムトレーニングも1月だけ、カフェでのお茶、レストランでの食事も2回程度でしょうか。人間大好き、ハグ大好き、お酒大好きな人間としては何とも物足りない1年ではありました。何より重い病の床に臥す友達に面会にも行けなかったことは悔いが残ります。

 

成し得たことと言えば、月刊ボディビルディング連載復活と終の棲家への引っ越しくらいしか思い浮かびません。そんな中で、孫息子と会ったのも正月と訪ねてきてくれた数回でしたが、リモートでは毎日のように妻とともに日々成長する孫息子の愛らしい姿を見ることが出来たのは幸せでした。

 

経過観察中のがんは無事に912日で3年目を迎えることが出来ましたが、土壇場の11月の造影CTで肺転移発覚、1216日に肺部分切除手術というどんでん返しがありましたが、転移、再発率が高い腺様嚢胞癌ではそれも想定内です。多発転移ではなく手術が可能だったのはラッキーでした。ついています!!

 

今後のことは「Tomorrow is another day!!」明日は明日の風が吹く!!今回の転移を知った友人が送ってくれた「EM-X」、「マイタケサプリ」、野菜ジュース、健康的な食生活、家族、友達との笑顔あふれる生活、そして、筋トレを楽しむだけです。

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手術から2週間と日が浅いので痛みをかかえたままの年越しになり、痛み止めを服用しているため3年前の亀田総合病院の病室でひとり迎えた新年以来のお酒なしの正月になります。お酒が好きな自分としては残念ですが、自宅で新年を迎えることが出来るだけでも幸せです。

 

新型コロナの感染拡大は依然として先が見えませんし、東京オリンピック開催も危ぶまれる状況ですが、ふれあい大好き人間としては、1日も早くコロナが収束し、心置きなく友達と会える日が来ることが願いです。

 

明けない夜はありません。2021年は人々がリアルにふれあい、夢を持てる年になることを願うばかりです。

皆さん、良いお年を!!
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(※こんな人間らしい時代がまた来てほしい!!森川正太さんも亡くなりましたね。)
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週明けの15日火曜日から入院、16日は手術です。

 

手術自体は3年前の術前に16時間かかるかもしれないと言われた大手術に比べれば、今回の肺部分切除手術は3時間くらいだそうなのですが、3年前の手術で気管が5cmしか残っていないため、術中の呼吸管理、麻酔管理が難しく特殊なチューブと熟練が要るそうです。

 

9日の麻酔科受診の後、呼吸器外科と麻酔科でコンファレンスが行われたそうなのですが、気管孔の詳細を確認するために、再度月曜日にCT検査を受けることになりました。

不安がないと言えば嘘になりますが、こうなったら「まな板の上のコイ」開き直って、ドクターに身を任せます。

 

しかし、前回より軽い手術とはいえ、手術日が迫ってくるとやはり無意識のうちに緊張するものですね。今までにない体のしんどさ、頭痛、腰痛などの体調不良を感じます。思い出せば、2017年の手術前もそうでした。強そうに見えてメンタルの弱さが露見します。タバコも吸わないのに何故気管癌なのか?若いころから運動習慣(筋トレ)もあるし、食事にも気を付けて暴飲暴食はしません。考えられるとすれば「人的ストレス」しか思い当たらない。人のことを気に掛ける性格なので、もっと、自分中心に生きても良いのではとさえ思うこの頃です。昔、好きだった松本零士さんの漫画「男おいどん」大山昇太の台詞「グラグラしてきた!!いや、偉大なるおいどんの人生にとってただの行きずりにすぎんのど」と思えるように筋肉だけでなくメンタルも鍛えないといけません。

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土曜日はTEAM ACCオンラインカフェでした。
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新型コロナ感染拡大の中、リアルに仲間と集いたのは山々ですが、オンラインは住んでいる地域に関係なく気軽にあえるというメリットもあります。

同じ「腺様嚢胞癌」を罹患した仲間同士、タイムリーにそれぞれの知識、経験に基ずいた情報交換が出来るのはいいですね。

患者の声が、政府に、医療関係者に、製薬会社に届き、希少癌と言われる「腺様嚢胞癌」の治療薬の開発が切に望まれます!!

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腺様嚢胞癌罹患に思う・・・3年3か月の総括

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2017年に気管腺様嚢胞癌ステージⅣ告知、同年912日の千葉県鴨川の亀田総合病院で頭頸部外科、岸本誠司先生、呼吸器外科、野守裕明先生による癌切除手術。その後、断端部への放射線治療を受け、今年の9月で丸3年が経過しました。しかし、周辺組織に深く浸潤し、手術で完全切除しても再発、転移しやすい癌であることは聞いていたので覚悟はしていたものの、「大丈夫じゃないか」と思った矢先の11月の肺転移発覚。幸い、多発転移でないため切除手術は可能とのことなので「出た芽は摘む」という考えで16日に手術を受けます。

 

主治医の見解は、「一度出るということは、体のどこかに隠れているということなので、今後も次々と転移巣が現れるだろう」とのこと。しか~し、TEAM ACCの仲間にも同様に肺転移巣を切除して以降、何年も再発していない例も希ですがあります。100%再発するわけではないのです。目標は「完解」であることに変わりはありません。

 

これまでの3年あまりで自身が感じた「腺様嚢胞癌」との付き合い方について感じたことをまとめてみました。

 

「がん」と一口に言っても、がん種、罹患場所、進行度合、医師、病院、地域など様々な条件によって、治療法も様々です。

 

私は、「腺様嚢胞癌」なので「腺様嚢胞癌」について話しますが、「腺様嚢胞癌」が同じ部位に発症していても進行度合、ちょっとした場所の違い、その人の体質、体力、お世話になる医師によって治療法は変わってきます。切って治療による「障害が残ってでも「完解」を目指すのか、切らずに、QOLを第一に考えて少しでもいい状態で長く生きることを目指すのかによっても変わってきます。

 

さらに絞って、私と同じ「気管の腺様嚢胞癌」に絞ってみます。「腺様嚢胞癌」と言うだけでも「希少癌」なのですが、「気管の腺様嚢胞癌(気管癌)」となるとさらに少数派となります。恐らく数十万人に一人くらいの発症率です。

 

がんの3大治療法と言えば局所療法である「外科手術」、「放射線治療」、全身療法である「抗がん剤」なのですが、「希少癌」ということは、絶対的患者数が少なく経済的見返りが期待できない為、「腺様嚢胞癌」では治療法の研究があまりされず、外科手術以外に有効な治療法がないのが現状です。

 

私に施術した医師によれば、「切除可能であればまず切除。断端部に癌が残るため再発防止目的で放射線。癌の塊には効果は期待できない。腺様嚢胞癌は周辺組織に深く浸潤するため何年経過しても再発、転移の可能性があり、それらは防げない。」とのことでした。

 

ほかのがんであれば、「多発転移」した場合は「抗がん剤治療」と言うことになるのですが、「腺様嚢胞癌」には効果が確認された抗がん剤はありませんから、再発、転移した場合、八方塞がりになります。

 

今回、私も例にもれず肺転移が見つかったわけですが、切除可能とのことから切除しようと思います。その後、他の部位に転移巣が出なければ幸い。

 

出れば出たとこ勝負です。出ても居ないのに考えないようにします。

 

私なりに纏めれば、「腺様嚢胞癌」なら

1. 手術で切除可能なら「手術」。手術困難または手術を望まないなら「陽子線」で「完解」を目指す!!

2. 局所再発を防ぐために断端部に放射線治療をして「完解」を目指す!!

3. 転移した場合、単発の局所転移なら手術で切除か凍結療法で「完解」を目指す!!

4. さらに再発、多発転移したなら・・・

効果の可能性を求めての抗がん剤、分子標的薬、オプジーボ、遺伝子療法などへの挑戦。

もしくは、副作用を伴う化学療法を回避して自身の免疫力、「自然完解」を期待しつつ、漢方薬、サプリメント、食事療法、運動療法などをしながらの無治療の選択。

 

になるのでしょう。

 

いずれにしても、好きな人に会い、やりたいことをし、楽しいこと、気持ちのいいことをして、悔いを残さないように人生を生き切る!!

 

その足かせとなっているのが、新型コロナウイルス感染拡大。会いたい人にも会えないし、やりたいことも出来ない。2021年には収束することを願うばかりです。

 

とにもかくにも最後に苦しむ、痛い思いをするのだけは避けたいというのは本音です。

 

現段階では3に位置するわけですが、目標はあくまでも「完解」です!!

 

2024年の「筋肉オフ会リターンズ」、「大阪万博」、「孫息子の小学校入学」、70歳が目標になります。

 

しかし、2024年までたったの1000日余り。70歳までわずか1600日と少し・・・。すぐじゃん!!

 

どうせなら、100まで生きよう!!それでもたったの12600日。すぐじゃん!!

 

現実を受け入れ出来るトレーニング(筋トレ)を続けながら人生を楽しみたいと思います!!

16日の造影CT検査の結果、画像に腺様嚢胞癌の肺転移を思われる影が確認されました。

 

主治医によれば9月のPET造影検査ではこの大きさの場合、陽性にはならないそうです。

 

20日の呼吸器外科の受診の結果は、「おそらくがんの肺転移に間違いない。対策は胸腔鏡手術で切除して組織を検査にかけましょう。がんの転移なら今後も次々と転移巣が出てくる可能性が高いので抗がん剤治療になると思います。」とのこと。

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帰宅後、3年前に亀田総合病院で私の手術をしてくださったゴッドハンドN先生、T先生にも画像を送って意見を伺いましたがやはり「おそらくがんの転移と思います。当院であれば低侵襲で痛みがすくない「凍結療法」を行ないます。」とのことでした。

 

しかも、「この治療では凍結して死んだがんが体内の残るために免疫ワクチン効果の可能性(10%)がある。但し、保険適用外になります。」とのこと。

 

私の心は大きく「凍結治療」に傾きました。どちらの方法にしても、その後の再発、次々と転移巣が出現する可能性が大きいことは変わりません。それなら、「正直、もう二度と痛い思いをしたくないし、今後、再発したり、転移巣が出現することを考えればわずかながらも期待できる免疫ワクチン効果に期待したい。」との思いからです。

 

でも、ネットで検索しても肺がんの「凍結療法」で引っかかるのは関東の病院ばかり。

 

その後も、N先生に疑問点、確認したいことを質問した結果・・・

 

今のコロナ渦の影響があることもわかりました。コロナ感染拡大中の最中の関西から関東への移動のリスク、治療のための検査、入院、治療に至る前の2度のPCR検査、陰性確定が要なので、入院、治療、退院までに要する関東滞在日数が思いのほか多くなることがわかりました。また、腫瘍が1cmで単発であることから手術でも大きく術後の筋トレ生活でのQOLが下がることはない、免疫ワクチン効果は腫瘍が小さいため不明ということも確認できました。

 

そんなわけで、今回は関西での手術で切り抜けることになると思います。それもコロナ感染拡大のあおりを受けて手術が延期などの影響が出る前の早い時期に!!

 

その後の転移巣出現に対しては?

 

起きてもないことを心配しても仕方ないので良いことだけを考えます。

 

「筋トレが救った癌との命がけの戦い」第2ラウンドの始まりです!!

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今年最後?の造影CT検査を受けてきました。

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結果は・・・

 

術後から今まで3年間「NO PROBLEM」で切り抜けてきたのですが・・・

 

遂にそのときはやって来たようです。

 

罹患した時から医師からは、「腺様嚢胞癌は手術で切除するしかなく、周辺組織に浸潤し、再発、転移率が高い。放射線治療は局所治療で遠隔転移は防げない。」と聞いていました。

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医師が示すCTの画像には肺に明らかな影が!!大きさは約10mm3年前に切除したのは10cm、それを考えるとなんてことない!!

 

今回はCT画像撮影後、受診したのが頭頸部外科の先生だったので、金曜日の呼吸器外科受診の時に今後の対応策を練ることになりました。

 

現時点では、効く抗がん剤がない、放射線も効かない癌ですから、選択肢はおのずと限られてきます。

 

手術で取れるなら手術。正直、これ以上切られたくない()。凍結療法なども有効かもしれません。手術以外なら効果がわからない抗がん剤に挑戦するか、究極の選択肢、自身の生命力に委ねて無治療で行くか。

 

でも、大丈夫。癌はすぐに死ぬわけではないということを知っていますし、「早期発見が出来て良かった。まだ打つ手はある。」のですから。

 

それにこの世に生を受けたものは誰しも、早晩、終焉の時を迎えますし、3年前に「最悪でも死ぬだけでそれ以上のことはない。」「死ねば良いことも悪いこともすべて無に帰るだけ」という境地を経験したので動揺はありません。

 

この3年間、この世でやるべきこと、やっておかねばならないことをかなり実現できたことから「癌罹患」に感謝さえしています。

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これからも今まで通り、家族と共に、友達と共に過ごし、筋トレを続け、会いたい人に会い、やりたいことをして暮らします。「幸せな人生だった。悔いは無い」と言えるように。

 

幸い今はSNSで声が出せなくとも情報発信は出来ますから、がん、筋力トレーニングについての発信は続けます。

 

まだまだ、人生は続きます!!
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今日のトレーニングはブルガリアンスクワットです!!

コロナ渦でもお盆真っ最中です。しかし、暑い!!今日も日本各地で40度近い気温になっています。皆さん、熱中症にはくれぐれも注意してくださいね!!

 

そんな中でも懲りないマニアックサバイバーはホームトレーニングを止めません!!(笑)

 

そして、来月12日で亀田総合病院での癌切除手術で「吉賀賢人」に生まれ変わって丸3年を迎えます。

 

その日を境にそれまで悩まされてきた悪縁をキッパリ断ち切り、良縁で結ばれた家族、親戚、友人たちに囲まれ良い事ばかりが起きています。

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手術の時には思いもしなかったかわいい孫息子に出会えました。神様、ありがとう!!

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BIGTOESATOの筋肉オフ会The FINAL100人の愛すべき仲間たちと開催して一応の切りをつけることが出来ました。開催に力を貸してくれたみんな、来てくれたみんなありがとうございます!!

 

5年後にSATOさんと私が元気で居たなら「筋肉オフ会 リターンズ」を開催しようと話し合っています。その時には声掛けしますから来てくださいね!!

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腺様嚢胞癌闘病記「筋トレが救った癌との命がけの戦い」の出版も実現出来ました。ご協力いただいた橋本社長、鎌田編集長、石井直方先生、小野寺正道さん、ありがとうございます!!

 

永年住み慣れた我が家があった三田市、宝塚市には私のような希少な体の術後ケアが出来る病院がなかったことから、三田市の我が家を断腸の思いで処分。でも実にスムースに事を進めることが出来ました。この世での住処は雨露がしのげる仮の住まいで良いと思っているので全然OK!!身軽になることが出来ました。感謝します!!

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いずれ間違いなくお世話になるBIGTOEの名前入りの永代供養墓」の製作。孫息子が時々来てくれたらいいなとの思いからです。戸籍名ではなくBIGTOEの名前を刻めることにこだわりました。かっこいいでしょう!!(笑)

 

続いて、それまでのこの世での人生を託す住まいは高倍率の中一発当選!!ついてる!!

 

そして、9月号から月刊ボディビル誌でのONCE UPON A BODYBUILDING in U.S.A.」の連載開始!!1980年代、アーノルド、コロンボ、フェルグノ、スコットが普通に同じ空間に居た「古き良きアメリカ」の回顧録です。

 

すべて、20177月の「ステージ、危険な手術をしなければ余命3ヶ月」の癌宣告で生き残ったから出来たこと。

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「使命をまっとうするまで人は死なない」と言いますがそのとおりと思います。

 

でも、油断は禁物です。「腺様嚢胞癌」は5年、10年が経過しても再発、転移し、その確率は70%です。幸い今のところ再発、転移の確認はされていませんが、再発、転移した場合、希少がんゆえ効く抗がん剤が無く治療に行き詰まることになります。癌罹患後に出会った腺様嚢胞癌患者会「TEAM ACC」の多くの仲間が再発、転移の苦悩の中で前向きに生きています。他人事ではないのです。

 

でも、冷静に考えてみれば、「人間は皆、死刑囚」という言葉があるように、がんサバイバーのみならず、この世に生を受けたものは誰しも明日の命の保障はないのです。急死することが少ないがんを罹患したということは、「人生を無駄に送るなよ。後悔をしないように生きようよ!!」と事前に教えてもらえたわけで、その意味ではがんを罹患したことは「ついてる!!」のかもしれません。

 

「筋トレが救った癌との命がけの戦い」・・・筋トレでがんが治るわけではありませんが、筋トレで鍛えた筋肉と体力があったからこそ大手術を、放射線治療を、リハビリを乗り越え、今を迎えられたのは事実です。筋トレ仲間の笠松さんからスーパードクターを紹介していただけたのも幸いしました。やっぱり僕はついています!!

 

これからも、命ある限り生きるための筋トレを継続し、「体力つくりの大切さ」と「病と戦う体力作り」を啓蒙して、お世話になった人々に恩返しをしながら日々充実した人生を生きたいと思います。

 

この世に生んでくれた両親、命を繋いでくれたご先祖様、共に人生を歩んでくれる妻、娘、息子、孫息子、心優しき友人たちのすべてに感謝です!!

 

これって、20年ほど前に親友のストロング安田くんからプレゼントされた工学博士、五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」ありがとう!感謝します!ツイてる!そのものですよね。

 

これからもこの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」を実践して生きたいと思います!!

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