★未来を生きる為に★BIGTOEの「筋トレが救った癌との命がけの戦い」

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージⅣ」の癌宣告。それも効く抗がん剤がない、放射線も効かない「腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)」という聞いたこともない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。 2019年1月「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」という書籍に。アマゾン、楽天ブックス、体育とスポーツ出版社のホームページなどから購入できます。

タグ:#気管孔

★閲覧注意★
手術痕の画像があります。苦手な人はスルーしてください。


お陰様で鎖骨があったあたりから右の首の後ろへかけての激しい痛みは昨夜あたりからかなり楽になってきました。まだ、目薬をさそうと上を向いたり、寝る時、起きる時に後頭部から鎖骨があったあたりに痛みが走りますが間もなく治りそうです。

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(※2017年の手術後、骨のない体を支える治具をつけていました。)
 

ということで、今朝は、上半身は大事を取って休み、尻と大腿部狙いのスローブルガリアンスクワット、カーフレイズを実施してきました。現役時代から、どこかを痛めると、痛みがない部位、痛みを感じない種目、角度、やり方でトレーニングを続けてきたのですが、それが今も生きています。

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心なしか、プリケツ度、大腿四頭筋の張りがアップしていると感じます。

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(※気管孔の手術痕。ケロイドになる体質ではないので縫い目は目立たなくなりました。気管狭窄防止のステントは今も入ったままです。) 



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年に癌の切除、気管孔制作のための手術を受け、放射線治療も含めて半年近い入院生活を経験し、15kg痩せた体も、退院後に主治医の「出来ない」という言葉を無視して再開した筋トレ。ここでも出来る部位、出来る種目、出来るやり方を試行錯誤しながらやる現役時代の考えが役に立ちました。



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(※退院時と3年後の背中の変化。自重トレの成果が見えます。) 

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(※鎖骨、肋骨、胸骨、右大胸筋切除の体)




私は、一度体を作っていたので「マッスルメモリー」が働き、落ちてしまった筋肉が戻るのが早かったのも事実ですが、それよりも「どうすれば筋肉に効かせることが出来るか?」「どうすれば筋肉が反応してくれるか?」を知っていたことが大きいと思っています。それさえ出来れば筋トレ経験がない人でも充分に効果が出せると思います。

 

今は、チャンピオンになるために筋トレをするわけではありません。大きな筋肉をつける、重いバーベルを持ち上げるために筋トレをしているのでもありません。ただ、「健康の為に、がんと戦う体力を作るためにやっている」のですから、見栄もはったりもなく、怪我をすることもなく、気持ちよくマイペースでトレーニングを楽しめています。

もし、がんにならなかったら・・・無理なトレーニングをして、腰や関節を痛めていたかもしれません。

 

今現在も私の肺には転移癌が存在しているわけですし、再発、転移しやすい性質の癌なので今後もロシアのように攻撃を仕掛けてくるでしょう。でも、大丈夫!!今ある体で、今出来るトレーニングをして奇跡を起こします。それが私の目標です。

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昨日の昼ごろから右鎖骨から首の後ろにかけて謎の痛み。緑内障の目薬をさそうと上を向くと痛い。頭を戻そうとすると痛みが走る。ロボットみたいに体をまっすぐ、首をまっすぐにしていると痛くない。筋違いを起こすようなことをした記憶はないのですが。。。

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まあ、鎖骨、肋骨のない身体で毎朝ぶら下がって筋肉頼みでチンニングをしていたら無理もかかるわな。

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というわけで、今朝は生ゴミ出して公園掃除して帰ろうとしたのですが、あかん!気がつけばぶら下がってハンギングレッグレイズ4セットをやってました。

 

帰宅後は気休めに右鎖骨跡?から首のうしろにかけてシップはって、背筋を伸ばしたままロボットムーブ。おとなしくしています😁

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途中からブログを見てくださっている方々、時々、見てくださる方々は、私の公園筋トレを見て「元気な爺様」と思われている方も多いことでしょう。公園で挨拶を交わす人もまさか胸の穴で息をしている、骨のないステージⅣの癌患者だとは思ってもいないでしょう()

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しかし、考えてみれば、癌の切除手術以来、「胸の気管孔で呼吸をしている」、「両方の鎖骨、胸骨、第一第二肋骨がない」、「気管孔の補強の為に右の大胸筋もほとんどない」。それらを残された筋肉で支えて筋トレをしているのですから、歪が出てきて当然かもしれません。

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医師からは「筋トレは難しい」と言われながらもこの5年の間、こうして筋トレを続けてこられたことすら奇跡?

 

手術から間もなく5年が経過します。未だに気管腺様嚢胞癌で胸の気管孔呼吸、骨、筋肉がない体で筋トレをして、人並み以上の筋肉を維持しているステージⅣのがん患者に出会ったことも、聞いたこともありません。もしかしたらこんながん患者は世界中を探しても居ないかもしれません。誰かご存じありませんか?

 

流石に今朝の公園筋トレは、腹筋だけにとどめ、ゴミ拾いだけして帰宅しました。明日は腕と腹の日ですが「明日は明日の風が吹く」「Tomorrow is another day. 」体が求めればやるでしょう()

 

なかやまきんにくんの名言「健康の為なら死んでもいい!!」()

来月で気管腺様嚢胞癌の切除手術から5年です。

最初の防衛医大病院では「ステージⅣ、10㎝の癌、5年後の生存率40%未満」と宣告を受け、国立がんセンター中央のセカンドオピニオンを経て、辿りついた亀田総合病院では「外科手術以外の有効な治療法は有りません。しかも、すでに手術が出来るギリギリの段階で病巣は気管から喉頭部全体と広範囲にわたっており恐らく癌を取り切れない。やるなら今。」と決断を促され手術を決意。術後、主治医の話では「私自身、この手術は生涯3度目でしたが、あなたが一番酷い状態だった。」とのことでした。

 

「癌の切除に伴い、気管の大部分、甲状腺、声帯を切除。胸に気管孔を制作するため鎖骨、胸骨、第一第二肋骨も切除。気管孔を補強するために大胸筋を使うことになるでしょう。そのため、術後は、息んだり、気張ることがことが出来なくなるので筋トレは難しいと思います。」とも。

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しかし、半年に及ぶ入院から退院後すぐに「出来ることだけでもやろう。医師は手術、治療ではプロだが筋トレについては素人」と筋トレを再開しました。関西に戻ってからはマシンが豊富で歩いて行ける県の体育館に通っていましたが、生憎のコロナ禍に突入。ジムエリアの休館に伴い始めたのが公園での主に「自重による筋トレ」でした。

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幸いにも近所の公園には、筋トレに利用できそうな遊具があったので、試行錯誤の末に今の「早朝公園筋トレライフ」が確立されたのです。

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筋トレで筋肉を維持、成長させたから癌が再発しない、進行しないわけではありませんが、日常的に運動をして筋肉をつけることで体力も血流もアップし同時に免疫力もあがることが期待できます。骨格筋はがんになりにくい組織ですし、「筋肉をつけることで筋肉からマイオカインなどの未知の抗がん物質が分泌されている」という研究データも存在します。まだまだ、未知数のことが多いのですが、それは同時に可能性も多いと言えるでしょう。それに「筋トレは科学的に合理的に体力を向上させることが出来る最高の手段」という事を元ボディビルダーである私は誰よりも知っていますし、「人間が自分の意志で鍛え発達させ、それを目で確認出来る」のが筋肉です。

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2017年に癌罹患が判明し、2020年肺転移、2022年肺多発転移と次々と攻撃を仕掛けてくる強敵ですが、決して諦めません。筋トレを楽しみながら人生を生き抜きたいと思います。TEAM ACCのリーダー浜さんも言ってました。「ステージⅣ、肺転移ありで筋トレ続けて完解。かっこいいじゃないですか!」実現したいものです。

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2024年の「筋肉オフ会リターンズ」、授かった孫息子たちとの筋トレまではあと15年くらいでしょうか。他にもまだまだやることが控えています。

今朝も5時前起き。ご先祖様に手を合わせ、ネブライザーで気管孔を潤した後の公園筋トレから1日が始まりました。

 

今日のメニューは、スローチェーントライセップスイクステンション(上腕三頭筋狙い)とハンギングレッグレイズ(腹)。

 

上腕三頭筋はスロトレにしたことでさらに強度が増し効いているのが実感できます。腹は食事制限をしていないので地道に継続することでゆっくりじっくり時間をかけての強化、引き締めを狙っています。

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そして、午後からは医療センター呼吸器外科での外来受診日でした。主治医先生はとてもやさしい方なのですが、「神戸でのサイバーナイフの治療は終えて経過観察ですね。今後のことですが、吉賀さんのがんは現時点では効果が期待できる抗がん剤がないので、化学治療はせずに定期的に経過観察を続けていくのがいいかなと思います。最初の亀田総合病院での手術が大きなものだったし、肺の転移癌の手術も何度も出来ない、放射線治療も被ばく量の限界があります。新しい抗がん剤も次々と開発されると思うので腺様嚢胞癌に効くものが出る可能性もあります。当面は出てきたら都度対処してこの調子で行きましょう。しかし、大きな手術から5年よく頑張りましたねえ。筋トレも続けているんでしょう。なかなか出来ませんよ。服の上からでも私より体力ありそうだし。」

何か悲観せずに希望を持てと慰められているような気分になってしまいました。

「先生、私は完解目指してますし、しつこくて質の悪いがんと言う事もわかっているので完解できなくても体力と、免疫力でがんと共生して長生きしようと思っているんですけど。だから、毎日、鍛えてるし悲観なんかしていません。」

これが私の本音です()

 

次は、今月末に神戸低侵襲がん医療センターでCT検査。そして、今日、新たに91日に脳への転移の有無を調べる「MRI」と全身の骨への転移の有無を調べる「骨シンチ」が追加されました。

 

そう言われてみれば、「CT」は半年ごとにしていますが、「MRI」は2年以上受けていません。「骨シンチ」は初めてです。

 

まあ、問題ないと思いますが()。「骨シンチ」は気になるので、帰宅後にググってみました。

 

【骨シンチグラフィとは?】

『全身の骨のようすを写真に撮って、癌の骨転移、外傷等による微小骨折など、X線検査ではわかりにくい様々な骨の状態を詳しく調べることができる検査。放射線を出すラジオアイソトープ(RI)でしるしをつけた、骨の組織に集まる性質のあるくすり(放射性医薬品)を注射し、それから出る放射線を特別なカメラでとらえて全身の骨のようすを観察します。くすりは骨の代謝や反応が盛んな部分に多く集まるので、骨の状態が変化している部分があることがわかります。』

=日本メジフィジックス株式会社のホームページより=

https://www.nmp.co.jp/public/bone/index.html

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(※今朝の公園での私です。これを見れば誰しもステージⅣ、多発転移ありのがん患者。67歳。胸の穴で呼吸をしている、鎖骨、肋骨、胸骨がない、大胸筋がないとは思いませんよね。でも、事実です。)

 

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(※クロちゃん、お帰り!!良かった!!それにしても二日間どこへ行っていたのでしょう。)

 

「新型コロナ感染者数過去最高」と相変わらずメディアは煽っていますが、発表される感染者数は検査を受けた人の陽性者数でありほとんどは軽症もしくは無症状。死亡者のほとんどは高齢者、がんなどの基礎疾患を患っている人たちです。私には年間を通して1日に1000人以上の方が亡くなっているがんの方がよっぽど恐い、がんの治療薬、特に治療法が確立されていない希少癌の治療薬の開発に力を入れてほしいというのが正直な感想です。

明日から8月。

3日前あたりから急に寝苦しい暑さに。早朝公園筋トレでも汗が噴き出して気持ちがいい!!今朝は、まずハンギングレッグレイズ20回×4セットを実施した後、スローブルガリアンスクワット44秒で15回×4セット。That’s all!!

 

朝に筋トレをすることで、1日のノルマがひとつ減り、1日が長くなり、充実するように感じます。

 

帰宅後は、風呂場に直行。気管孔から水が入らないように細心の注意を払いながらシャワー。これから私の1日が始まるのです。

 

早朝公園筋トレでは、私の体が骨なし大胸筋なしと言う事もあり、少なくなった実施可能な筋トレ種目を見つけ、今まで培った知識、経験からの試行錯誤で良い物、効くもの、効果があるものに絞ってきました。今までいかに無駄の多いトレーニングに時間と金を費やしてきたかに気がつきました。体作り、体力作りに長い時間も高額なお金も要りません。

 

「健康を保つための体力維持、増進、免疫力向上」が目的の私にとって、いい意味でがんの治療の過程で出来ないことが多くなったことが良い方向に働いていたようです。

 

今の目標であれば、わざわざジムに足しげく通う必要はありません。公園で、自宅で、自重で、簡単な道具で充分です。私にとって、今尚、世間を混乱に陥れている「コロナ騒動」で気付くことが出来た唯一の良いことかもしれません。

 

と言う事は、もしあなたの目標が、所謂、「細マッチョ」「かっこいい体作り」「健康な体作り」ならば、ノウハウを知り目的に応じた筋トレを実行することが出来れば、私が行なっている公園筋トレを参考にした筋トレで充分ということになります。

 

かつて経験したジムでのトレーニングでの関節への負担による痛みも、がん罹患の治療から退院後の5年間で一度も起きていません。オーバーワークもありません。コロナ禍でも密になることもなくノーマスクでトレーニング出来ます。それどころか綺麗な空気を胸いっぱいに吸って、適度に日光を浴びることでビタミンDの生成が促され免疫力向上にもなります。利用料金も要りません。良いことばかりです。

 

【現在実施しているたった6つの公園自重筋トレ種目】

★(目的)がんと戦う体力向上、免疫力向上、アスリートのようなボディを作る!!


1日目)

《脚》大腿四頭筋・大臀筋and心肺機能向上

 スローブルガリアンスクワット

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②スローワンレッグカーフレイズ

 

2日目)

《背中》広背筋(上腕二頭筋、前腕も兼ねる)

③チンニング(懸垂運動)

(ワイドグリップ、アンダーグリップ、ハンマーグリップの日替わりローテーション)

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3日目)

《腕》上腕三頭筋

④スローチェーントライセップスイクステンション

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4日目)

《胸・腕》大胸筋・上腕三頭筋

⑤プッシュアップ

(ほとんどない大胸筋が断裂しないように角度をつけて負荷の軽いプッシュアップを高回数)

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(毎日)

《腹》

⑥ハンギングレッグレイズ(毎日20回×3セット)

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1日のスタートに30分公園で掃除をしながらトレーニングすることで心身ともに健やかになりますし、充実した1日を送ることができます。

★私はトカゲの尻尾ではないので、手術で失った骨と大胸筋は生えてきませんが、1年後の脚、尻、背中、腕の進化が楽しみです!!もちろん、「がんは筋肉でぶち壊します!!」()

★私には「マッスルメモリー」という武器もあります。

目指せ!!全盛時の自分!!()

 

勿論、本格的なボディビルでチャンピオンを目指すならば、設備の整った、経験豊富で実績のあるトレーナーの指導を受けられるジムに行くことが不可欠であることは言うまでもありません。

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《筋肉バカの戯言》

主要メディア、お馴染みの専門家は、再び「第7波」とかでどのチャンネルも煽り立てていますが、ウイルスは、変異をするたびに弱毒化して、陽性と判定された人の99%が無症状か軽症の風邪と分かった今、ニュースで日本と地域の陽性者数を確認することも「正義のミカタ」以外のワイドショーを見ることも止めました。これ以上、根拠のない愚策に振り回されたくないですからね。せいぜい重症者数、死亡者数を確認し、マスクは公共交通機関の駅や車内など否応なしに人が密集するところと病院で充分かと思います。コロナに関係なく人ごみで平気で咳やくしゃみされるのは誰しも不快ですから。

 

お陰様で心穏やかな日常を過ごすことが出来ています。8月は、親しい仲間内での飲み会、お出かけ、コンテスト観戦も予定しています。人生、楽しみます。

3年ぶりに緊急事態宣言による移動規制のないゴールデンウイーク。あちこちの観光地には積もり積もったフラストレーションを発散すべく観光客が繰り出しているようです。

 

個人的には、当初からそうでしたが、時間の経過、変異とともに弱体化したとされるコロナウイルスには何の恐怖感もありません。がん切除手術による気管孔呼吸を維持するために1日3~4回のネブライザーの必要があるため、コロナ騒動前から5時間を超える外出、遠出にはネブライザーを持参し、そのための場所を確保する必要があるために遠出をしなくなったことから、コロナ禍の移動制限もゴールデンウイークも他人事なのです。

 

楽しみと言えば、日常的に行っている近所の公園での筋トレ、散歩、たまに行なう親しい友達との公園飲み会、亀田病院退院後からはまった韓国ドラマ、そして、趣味はお酒と終活という何とも退屈な日常にどっぷりと浸かっているのです。

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そんな私に娘と昨年生まれた孫息子2号が泊りがけで遊びに来てくれました。我が一人娘は当然可愛いかったのですが、男の子はまた違う可愛さがあります。孫息子1号は3歳、2号は0歳ですが成長とともにそれぞれの個性が垣間見られます。

 

私は古い人間なので「腕白でもいい逞しく育って欲しい!」と強さと優しさを備え持った男に成長して欲しいと願っています。出来れば筋トレもやってほしいのですが我儘というものでしょうか。

 

笑顔を見るだけでこちらも笑顔になり、心が癒されます。そんな幸せな時間はあっという間に過ぎ去り、夕方に帰っていきました。幸せと感じさせてくれる時間と孫息子たちを授けてくれた娘に感謝です。

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ここ数日、気管孔?がやや不調です。気管内壁を覗き込むと右横壁に今まで気が付かなかった白っぽい膨らみ発見。気管孔からの異物に反応して吐き出すかのような咳が頻繁に出ます。

 

癌サバイバーと言うのは、頭痛が続いたり耳鳴りが続けば、脳転移ではないか?腰痛が続けば骨転移ではないか?脇腹が痛ければ肝転移ではないか?息苦しければ肺転移かも?とついついネガティブに考えてしまうものです。

 

私も例外ではありません。

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でも、大丈夫!!今朝も本調子ではない中、公園チンニングに。咳き込みはあるもののセット間の呼吸と心拍数の回復時間はいつもの通りです。(セット間のインターバルは40呼吸と決めています)

 

血圧は147-86とやや高めながら一過性の物でしょう。パルスオキシメーターは98で問題なし。

 

来週13日は昨年末の肺転移巣手術以来の造影CT検査。再来週17日には呼吸器外科と頭頸部外科のそれぞれの主治医の受診です。新型コロナ緊急事態宣言下に病院に行くのは気が進みませんが、検査に問題が無ければ半年後の秋の検査までは穏やかに過ごせます。受信後にホッとしていたいものです。

 

新型コロナワクチンの接種が私の体に問題は無いかも主治医と相談してきます。

 

私のような基礎疾患をもつものにとっては、安心して受診、入院出来るように早く収束してほしいものです。

2か月ぶりの受診日。今日は頭頸部外科の隈部先生の診察です。気管孔のメンテナンスは亀田総合病院退院以来、エアウエイチューブ製作、ネブライザーとともに日々のチューブ取り出し、洗浄、挿入と自分でやってきたので、途中、試行錯誤の末、チューブは改造され、気管壁にこびりついた痰の除去方法も進化し、もはやベテランの域に!!

 

始めの頃は、「ライトで照らしてみると赤い気管から気管支への分岐まで肉眼で見える胸に開いた孔」にびびり、「キチキチで遊びのない気管孔への異物であるチューブの抜き差し」にびびり、「出血」するたびにビビっていました。でも今は、私に亀田総合病院の岸本先生とパーパー看護師を紹介してくれた恩人、笠松さんが言ったように「胸に鼻が付いた」と思い、孔へ挿入するチューブは「耳や臍のピアスと同じ」と思えるようになりました。

 

お蔭で今日の診察では、先生から「管理がいいから問題なく安定してますよ」とのお言葉をいただきました。

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もう一つの課題、今後、再発、転移した場合に免疫チェックポイント標的薬キートルーダの効果が見込めるかどうかの12月に手術で切除した癌細胞の検証を聞くこと。残念ながら、こちらは私の腺様嚢胞癌には効果がほとんど期待できそうにないとのことでした。

 

効果が確認された抗がん剤がない腺様嚢胞癌です。今の最先端の薬でも効果が期待できそうにないのには少しがっかりですが、今後の治験、新薬の開発に期待しましょう。

 

再発、転移がこれ以上でないことを信じましょう。

 

今まで通り筋トレで体を鍛えて、筋肉細胞で癌細胞をやっつけます!!

今年の初受診に行ってきました。胸部レントゲン撮影の後、頭頸部外科と呼吸器外科の受診です。

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頭頸部外科では主治医K先生による気管孔の状況のチェックと先月の腺様嚢胞癌の肺転移巣切除を終えて今後どのような治療を希望するかの話し合いでした。

 

一般的な肺がん切除手術後には再発対策として抗がん剤治療に入ることが多いそうなのですが、腺様嚢胞癌に効果的な抗がん剤がない現状から当面は定期的な造影CT検査、PET検査で経過を観察して、再発、転移した時には何度も肺切除手術は出来ない為、さらに経過観察するのか、抗がん剤治療を試みるのかを検討することに。

 

加えて、今回の手術で切除した癌細胞の遺伝子検査をして今後オプチーボやキートルーダと言った免疫チェックポイント阻害剤を使うことが可能かどうかを検証してくださるそうです。

 

呼吸器外科は、今年からT女医先生による術後の経過についてです。胸部レントゲンでは肺に炎症もなく、しっかり膨らんでおり問題は無いとのこと、あばら骨下部の不快な痛みは、切開時に同時にそこを走っている神経も切れたり傷ついているためだそうで、時間の経過とともにある程度改善してくるが元には戻らないそうです。

 

余談ですが、手術入院前に何度血圧測定しても150前後-100以上と高くなっていたのですが、何故か術後は以前のように120-80に戻っていました。術後1か月余りが経過した今日も計測したのですが、149-102150-105と高い!!しばらく待って再度計測すると129-88。これは精神的なものなのか、はたまた女医先生になってドキドキ緊張していたのかわかりませんが、大事はなさそうで一安心して病院を後にしました。

 

寒さがひと段落したら公園筋トレで免疫力アップ!!

 

コロナが落ち着いたら友達と飲んで食って話して免疫力アップ!!といきたいですね!!

「先生方、看護師さんたちに感謝!!」

医師も経験したことがないという「胸の気管孔の術中呼吸管理、麻酔管理への不安」は当然ありましたが、医療センターの麻酔科の先生方、呼吸器外科の先生方に絶対の信頼を置いて望みましたし、やむを得ない術式変更で開胸手術になりましたが、目的である肺への癌転移巣の除去という目的は達成されました!!

先生方のご努力、看護師さんたちのご努力に感謝です!!

 

「直接、肺転移巣切除手術とは関係ありませんが、不思議に思ったこと・・・」

○入院前週から血圧が150-100前後と高く頭痛があったこと。入院後、手術直前の血圧も同レベルの数値でした。

術後、不思議と120-80前後で退院まで推移しており頭痛も治まっていました。なんでだろう?

 

○入院前、原因不明の腰痛に悩まされていました。癌患者としては「骨にも転移しているのでは?」との不安も持ちました。

➡3年前の大手術では手術前に腰痛の自覚は無かったにもかかわらず、ICUでは腰痛に悩まされました。それが、術後、ICU、一般病棟に移ってからも全く腰痛なし!!なんでだろう?

 

※精神的なことが原因としか思えません。「癌になる原因の一つ」として「精神的ストレス」というのがありますが、おおいに頷けると思います。「自身の健康第一の生活習慣、暴飲暴食一切なし、タバコも吸わないのに気管癌。ましてや癌家系でもない。原因はいったい何?」と考えると「精神的ストレス」しか考えられません。

強い精神的ストレスを与え続けられると1日で胃に穴が開くと言います。「転移」と聞いて、「また手術か・・・」と考えだしたとたんに体調が悪くりました。ストレスが肉体に与える影響は大きいと改めて感じます。

「麻酔と痛み止め」

3年前の手術は範囲が喉頭部から気管と広く、皮膚切開範囲が大きく、手術時間も8時間半と長く、術中、術後を通して相当量の麻酔、痛み止めが使われたのでしょう。ICUHCUでは、意識が戻ったあとも目の焦点が合わず見える天井や壁が迫ってきたり、離れたりだったことが記憶にあります。

今回は、硬膜外麻酔で手術時間は3時間半と短かったので、ICUで目覚めた時も目の焦点が合わないことはありませんでした。しかし、手術後、点滴による痛み止めは2日間で外され飲み薬の痛み止めに変わったのですが実感する痛みは今回の方が「痛い!!」です。

退院して4日目の今も痛みでなかなか寝付けません。

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退院2日目。痛みは相変わらずで昨夜も痛みで寝付かれずベッド、ソファー、こたつを行ったり来たり。

 

今日は家内と近所を20分ほど歩きましたが気管孔の体は「口と片方の鼻の穴を閉じ、鼻の穴ひとつで呼吸をしている」のと同じなのに加え、今回の手術で右の肺が癌とともに部分切除されたわけだし、まだ気管孔から血痰が出ている状態なので少し速く歩くと息があがります。

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まあ、まだ手術から6日目ですものね。じっとしていれば苦しくないからもう少しの間、せめて来週の抜糸まではおとなしくしていようと思います。

 

まずは脇の下の大きな傷の痛みが消えて、血痰が止まらないとトレーニングのモチベーションがあがりません。

肺に見つかった癌の転移巣の切除手術を決めてきました。

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決戦の日は16日水曜日です!!

 

診察室で手術の説明、質疑応答。

 

私の場合、3年前の手術で残された気管が5cmと短かく、気管孔が胸にあるため、通常呼吸の人、喉に気管孔がある人より、手術中の麻酔、呼吸確保が難しいそうです。手術ではどれくらい肺を切除するのかと聞くと腫瘍自体は1cmだけれど癌を残さないように細胞を検査しながら「ギョーザくらいの大きさかな」とのこと。実にわかりやすい説明でした。

 

入院、手術日決定後、手術前検査まで時間があったので久しぶりに病院前のファミレスでの外食を楽しみました。

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今日は兵庫県の新型コロナ新規感染者数が184人と過去最高を記録しましたが、コロナ渦での入院、手術ではやはり入院前のPCR検査が必須となります。

 

決戦の日の前にPCR検査で引っかかり手術中止では洒落になりません。

 

手術までまだしばらくは、外食、外飲み、不要、不急の外出は控えたいと思います。

今日は、近隣の公園で体力作り。・・・と言っても相変わらず気管孔での呼吸はすぐに苦しくなるので、インターバルはベンチに座って、鳩やお母さんと遊ぶ子供、脳梗塞のリハビリと思われる同年代の男性の歩行練習を見ながら過ごしました。
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遊具を使ってチンニングに励みましたが、やはり鎖骨が無いのはつっかい棒がないわけですからなかなかキツイ!!しかし、可動範囲は狭いが出来ます。ついつい、やりこんでしまい、明日の筋肉痛が心配・・・いや、楽しみです!!
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そして、椅子を使ってのブルガリアンスクワットとワンレグカーフレイズ。今夜は自宅でサイドレイズで今日のサバイバートレーニングは終了です。

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毎年、大阪のSTRONG DEPOTで行われる「肉会」に参加してきました!!
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今年はコロナ渦ということで、皆さん外出、外食、飲み会を自粛してこられたと思いますが、がんサバイバーであり、私のような胸の孔で呼吸をしている改造人間は、ウイルスが鼻➡口➡喉頭部➡気管➡気管支➡肺ではなく、気管孔➡気管➡気管支➡肺とショートカットして肺まで侵入するリスクがあるということなので一般の方に輪をかけてジム、レストラン、映画館、飲み会などを自粛してきました。

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しかし、STRONG DEPOTの「肉会」のクオリティの高さには勝てません!!

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可能な限り三密を避けながら楽しいひと時を過ごさせていただきました!!

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相変わらずのコロナ渦ですが、季節は巡りトレーニングしやすい気候になってきましたね。

 

20歳から本格的に筋トレを始めて45年。若いころはもっと大きな筋肉を、もっとキレのある体を追求。そして、コンテストで勝つことを目指していました。そして、コンテストを引退し、壮年期と言われる年齢になっても、その年齢での最高の肉体を求めてきました。そのかいあって、年齢不相応な肉体を維持してきました。

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しかし、3年前、がん罹患が判明して、大きな手術を受けることに。

術後は、呼吸は胸の孔でと大きく変わり、障害者として生きることになりました。主治医からは、「術後は息むことが出来ない、気張れない、骨と筋肉の切除もあり筋トレは出来ないよ。」と言われていました。

 

しかし、「生きるために手術を受け、生まれ変わった体で奇跡を起こす」と決めたし、幸い40年以上に及ぶ筋トレで筋トレのノウハウを熟知していたため、残された骨で、筋肉で、気管孔での呼吸で出来るトレーニングを試行錯誤しながら退院後も続けています。医師はがん治療にかけてはプロですが、トレーニングについては素人ですから。

 

ただ、目標は大きな筋肉作りから術後の体力回復、今後も続くがんサバイバーとして生きるための体力作りに変わりました。

 

病気とがんと戦ううえで体力がものをいうことは、この3年で身をもって体験してきましたし、あるがんの専門医も筋トレを推奨されていて、体力があれば、術後の回復がはやいし、抗がん剤、放射線の副作用も軽くすむと言っておられます。

 

色々な運動方法が存在しますが、筋トレは、そのノウハウを知っていれば、目的に、体力に、環境に応じて合理的に体力を向上させるのに最も有効な方法です。

 

ただ、思うのは、罹患してから始めるのでは、やり方もわからず、病気の進行具合、自身の体と相談しながら進めなければならないため困難が伴います。その点、私は長い経験があり、ノウハウを熟知しているのでラッキーでした。大手術の翌日ICUから歩き始め、体調と相談しながらトレーニングを続け、入院中に78㎏から64㎏まで落ちた体重も75㎏まで戻ってきています。

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もちろん、現役時代のようなバキバキの体ではありませんが、「ぽっちゃり気味の方が長生きする」というデータもあるので気にしません。

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健康に人生をおくり、病気になった時のために普段からのトレーニング習慣が大切なのです。

 

次回からは、202010月現在のトレーニングです。

 

(目的)術後のがんサバイバーとしての体調維持と将来来るであろう発症に備えての体力作り。

実際、やっていることは筋トレですが、目的が手術前は筋肥大、筋力アップだったのだけれど、今は体力維持、がん再発及びその他の病気になった時に備えての体力向上に変わっています。

 

がんサバイバー、がんカンジャーとして、改めて思うこと。治療を受けるにあたって「がん保険」も大切ですが、手術からの回復、放射線治療、抗がん剤治療においては、「普段からの体力作り」がものを言い、とても大切だということです。

3年前の今頃は手術を終えて集中治療室で痛みと戦っていました。手術自体の痛みは数種類の痛み止め効果で思ったほどではなかったのですが、チューブだらけで身動きできない為の背中、腰の痛みには効かないようで、その痛みは想像以上でした。

 

そして、今日で賢人に生まれ変わって丸3年。賢人3歳の誕生日を迎えることが出来ました。

 

これも亀田総合病院の頭頸部外科 岸本誠司先生、呼吸器外科 野守裕明先生、ツォン先生、ハーパーさん、看護師さんなど治療に関わってくださった人たち、足しげく千葉県鴨川市まで通い来てくれた家族、親戚、友人たちのおかげです。心より感謝です。

 

当たり前ですが、切除された気管、骨、大胸筋は3年経ってもトカゲのしっぽのように生えてはきません。口、鼻呼吸を、声を、臭覚を、骨を、筋肉を失いましたが、多くの人と繋がることが出来、人生において得るものの方が多かったし、幸せ度数は上がりました。諸外国に比して社会保障制度が比較的整っている日本ですから何とか生きていけることも幸せです。

 

大好きな筋トレも出来ない種目が多くなりました。気管孔という胸に開いた直径10mmの小さな穴での呼吸では酸素が十分に取り込めずすぐに息が上がります。でも、インターバル、細切れトレーニング、アイソメトリックス、スロームーブなど工夫次第で出来るのです。

 

若くて健康な頃のように大きな筋肉、筋力を作るためではなく「体力の現状維持」、「体力が維持されているかどうかを確認する」ための筋トレです。

 

「今日は、息がすぐにあがるな。」、「乱れた呼吸が、脈拍数がなかなか戻らないな。」「同じトレーニングでも今日はしんどい。」などなどです。

 

そんな感じで自分の体と会話しながらのトレーニングは一生続けるでしょう。

 

幸い、今日はブルガリアンスクワットの1セットあたりの回数を5回増やすことができました。

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次の目標は、がん発覚当時、医師から5年後の生存率40%以下と言われた2022年です。その次は2023年「筋肉オフ会リターンズ」開催。2025年大阪万博。孫息子の小学校、中学校、高校卒業、結婚・・・。

 

まだまだ、行けそうです。

 

今日は、家内とケーキ、ケンタッキー・フライド・チキン、お酒でささやかに祝いました。クリスマスが3か月早く来たようです(笑)。
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