私は5年前にステージⅣのがんを罹患しました。

生きる為の手術でがんとともに気管のほとんど、甲状腺、声帯を含む喉頭部全体、周辺リンパ節、筋肉、鎖骨、第一第二肋骨、胸骨といろいろなパーツを切除したため一生治らない障害が残りました。それでも医師に言われた「5年後の生存率40%未満」はクリア出来そうなところにきています。筋トレも出来る事はしています。支えてくれた家族、応援してくれた友人たちすべてに感謝です。

その間、世の中では、「平成」から「令和」に変わり、2年以上続いている「新型コロナウイルス騒動」で人と人が肌で触れ合う生活が奪われ、ソーシャルディスタンス、マスクが当たり前という奇妙なことになってきています。

コロナ前では、帽子をかぶって眼鏡かけた人がマスクで顔を隠して出歩いたり、コンビニに入っていけば「怪しい奴」だったのが、今ではマスクで顔を隠してないと「犯罪者」を見るような目で見られます。

幼子は、物心ついた時からマスクをさせられ、お友達のお顔も覚えられない、運動するときにもマスク、プールの授業でもマスクと言ったバカげたことをする学校もあるそうです。マスクの目よりはるかに小さなウイルスを防ぐメリットより酸欠などの健康被害、成長への弊害の方がはるかに大きいのではと心配してしまいます。

若者は、彼女、彼氏を見つけるにも相手のお顔も見られない、恋人たちは・・・まさかマスク越しのキスとか手を握るかわりに肘タッチ、グータッチなんてしてないよね。ただでさえ高齢者社会で、子供が減り、人口減少が止まらないのに、日本の未来はどうなるの???

友人の息子さんたち。年頃で彼女も居るのに「未来に夢が持てないから結婚はしない」と言っているそうで友人「孫の顔も見られない」と嘆いています。


1995年の阪神大震災のころから、東日本大震災をはじめとする大きな地震、大型台風、豪雨災害、火山の噴火などの自然災害が頻発していますし、放射能、産業廃棄物、プラスチックごみ、大気汚染、海洋汚染など人類による環境汚染への地球の怒りなのかもしれません。

東南海地震、南海トラフ地震、首都圏直下型地震などの大地震が今後、30年以内に70%以上の確率で起きると言われています。 ここ数日、沖縄から北海道まで・・・ここ近畿地方でも地震が頻発しています。そろそろでかいのが「ドカーン!!」とくる前触れかもしれません。阪神大震災が起きる前にも能勢、京都あたりで地震が頻発していました。


海外では、ロシアの狂人、屁珍「ウクライナ侵略戦争」を始め、核戦争、第三次世界大戦勃発が懸念されています。中国、北朝鮮の脅威も身近なものになりつつあり、ロシア、中国、北朝鮮の東の隣国である日本がいつ戦争に巻き込まれても不思議でない状況です。


フォーククルセイダーズ/何のために





冒頭に自身のがんについて書きましたが、還暦を過ぎての罹患は個人的には幸運でした。人生において子育てが終わり、働き盛りという年齢を過ぎ、これから先長生きしたところで、日々歳をとるだけで、大事を成すこともないだろうし、生きていてもさしたる意味はないようにも思えるからです。昨今の世情を見ていると「生きていて楽しい明るい未来」ばかりではないとさえ思えてきます。

私のような年寄りは別として、「問題は若い世代」。子供、孫の世代が「生きていて楽しい明るい未来」を思い描けないということ。 老若男女「生きていれば良いことがある」、「生まれてきてよかった。人生は素晴らしい!」と思えるような世界になってほしいものです。