★未来を生きる為に★BIGTOEの「筋トレが救った癌との命がけの戦い」

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージⅣ」の癌宣告。それも効く抗がん剤がない、放射線も効かない「腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)」という聞いたこともない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。 2019年1月「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」という書籍に。アマゾン、楽天ブックス、体育とスポーツ出版社のホームページなどから購入できます。

タグ:#切除手術

今日は医療センターで12月の肺転移巣切除手術後初の造影CT検査と採血をしてきました。

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がんになる前は放射線被爆を恐れて勤務先の健康診断のレントゲンさえもやりたくなかった自分が、今はPETCT、胸部レントゲン、放射線治療で放射線にすっかり慣れてしまってゴジラになった気分です。

 

今日受けた造影CTはもう何回目かもわからないくらい受けましたが元気です()ちなみに今日のマシンはサイベックスでもなくハンマーストレングスでもなくキャノン製でした(笑)。(検査を受けながらトンネルの入り口のロゴを見ていた)

 

結果は来週の月曜日にわかります。その日までお預けです。

 

本当はすぐに知りたい気もするけれど、どんな結果が出てもそれを受け入れてどう進むか自分で判断するだけなのでドンマイ!!

 

コロナ禍で学んだこと。人生何が起こるか誰にも分からない!!やりたいことは先延ばしせず、やりたいことを出来るうちにやっておくべし!!

 

飲みたいときは酒をかっ食らって日々を楽しみます!!

 

コロナが収束したら、会いたい人に会いに行きたいと思います!!

今回の手術で知ったこと。3年前の「気管癌」の手術後、主治医から今後、転移の可能性が高いこと。一番可能性が高いのは「肺転移」と聞いていました。

 

腺様嚢胞癌患者会「TEAM ACC」の仲間の状況を見ても最も多いのが肺転移です。今回の肺転移発覚で主治医と交わした会話の中で知ったことですが、肺は胸膜という膜で覆われその周囲は肋骨で守られています。(私の場合、鎖骨、第一肋骨、第二肋骨が無いので咳をするとカエルの喉のように大きく胸の上部が膨らむのですが、肺が膨らんでいるのですね!!)

 

肺は、胃や肝臓などの臓器と異なり肉のような組織でできているのではありません。わかりやすく言えば、スポンジのような組織で出来ています。そして、右の肺は3つの肺葉から、左の肺は2つの肺葉で構成されています。

 

肺を原発とする小細胞肺がん、大細胞肺がん、肺腺がんなどの肺がん、他のがんの転移である転移がんがありますが、私の場合は後者です。多発転移の場合は手術で取り除くのが困難なようですが私の場合多発転移ではなかったので手術で切除が可能でした。

 

術式としては、進行状況、場所により片肺全摘、肺葉切除、区域切除、部分切除と分かれます。

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洛和会音羽病院(京都市山科区)のホームページより

http://www.rakuwa.or.jp/otowa/shinryoka/kokyuki/cancer.html

 

今回の私の場合は、部分切除でした。部分切除は本来なら胸腔鏡手術になるので2~3cmの穴が2~3個で済むのですが、私の場合、胸の気管孔呼吸で気管が短いために片肺送管が困難と言うことで急遽術式変更で開胸手術となり10cm切ることになったのです。(当然、切る範囲が大きくなるため侵襲は高くなり術後の痛みは増します。ちなみに肺自体は神経がなく痛みを感じません。)

 

手術自体は無事に終わり、画像で確認できる転移巣は切除されました。当然、癌とその周囲の肺組織をごそっと大きめに切除します。

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退院後1週間(術後12日)の診察で、血液検査によるCRPの値の低下、胸部レントゲンで術後と現在での右肺の大きさが膨らんでいることが確認され回復が順調であることがわかりました。抜糸も終わり痛みが消えるのを待つだけです。

 

肺はがんと共に大きめに切除されたわけですが、退院後、近所を散歩しただけで息切れがしたこともあり、「切除された部分は何もない空洞状態になるのか?」「肺機能の低下がどれくらいなのか?」が気になったため主治医に確認しました。その結果、部分切除では取り除いた部分に周囲の肺組織が張り出してきて空洞状態にはならない、肺の機能低下もさほど起こらないことがわかりました。

 

退院後1週間の受診で肺が膨らんできているとのことでしたが、年明けの筋トレ再開、ブルガリアンスクワットで術前との大きな変化は感じませんでした。今後のトレーニング、日常生活に大きな支障はないと確認できたので、徐々に負荷をあげていけると思います。とりあえずは一安心です。

肺に見つかった癌の転移巣の切除手術を決めてきました。

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決戦の日は16日水曜日です!!

 

診察室で手術の説明、質疑応答。

 

私の場合、3年前の手術で残された気管が5cmと短かく、気管孔が胸にあるため、通常呼吸の人、喉に気管孔がある人より、手術中の麻酔、呼吸確保が難しいそうです。手術ではどれくらい肺を切除するのかと聞くと腫瘍自体は1cmだけれど癌を残さないように細胞を検査しながら「ギョーザくらいの大きさかな」とのこと。実にわかりやすい説明でした。

 

入院、手術日決定後、手術前検査まで時間があったので久しぶりに病院前のファミレスでの外食を楽しみました。

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今日は兵庫県の新型コロナ新規感染者数が184人と過去最高を記録しましたが、コロナ渦での入院、手術ではやはり入院前のPCR検査が必須となります。

 

決戦の日の前にPCR検査で引っかかり手術中止では洒落になりません。

 

手術までまだしばらくは、外食、外飲み、不要、不急の外出は控えたいと思います。

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