コロナ禍ということで密にならない、マスクも不要な「公園筋トレ」がんと共生するための体力の維持向上免疫力向上を目的に行っています。

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なぜ筋トレを勧めるかと言えば、

 

人が自分の意志で変えることが出来その成果が目に見えて現れ、自分の目で確認出来るからです。しかも個々の体力に合わせて誰にでも出来るからです。

 

第二の心臓と言われるふくらはぎ、前腕などの末端に近い小さな筋群も全身の血流アップには欠かせないのですが、やはり足腰、背中、胸などの大きな筋肉を使うことが更なる血流アップ、体重アップ、体力向上、免疫力アップのために重要だと思います。

 

がんや大病をすると悪液質などの影響で体重が激減します。その対策として、カロリーの高い吸収しやすいものを摂取するとともに大きな筋肉を衰えさせない、増やすことが重要になるからです。(エビデンスはありませんが、マイオカインのような未知の天然の抗がん物質の分泌があるかもとの期待もあります。そして、「俺は負けない!」と病と戦う自信になります。)

 

私の場合、大胸筋ががん切除手術でほぼ無いので、背中、脚、尻トレが筋トレの中心となります。運動には、代表的なものとして筋トレ有酸素運動がありますが、入院や手術で体力がない人は運動の基本である歩行から始めます。一定期間続けて体力がついてくると筋トレを採用することをお勧めします。筋肉には多くの毛細血管が走っており筋トレをすることで有効に全身の血流アップが出来ます。理想は、スクワットなどで足腰の大きな筋肉を使う筋トレですが、体力のない人は前腕、ふくらはぎなどの末端の小さな筋肉を動かすことから始めるといいでしょう。

 

普段から筋トレ習慣があった私でも、手術、放射線治療後は歩くことから始めました。退院後は15㎏減った体重を取り戻すべく筋トレを再開しました。

 

そして、健康だったころとは比較になりませんが、がんサバイバーとは思われない筋肉を取り戻しました。これは、普段からの筋トレ習慣があったことで「マッスルメモリー」が働いたからです。

 

皆さんには、健康な今から筋トレ習慣をつけておくことをお勧めします。すでに闘病中の方も無理をせずに出来る運動を始めることをお勧めします。

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30歳からがん闘病期をはさんで6611か月現在までの同じポーズでの比較写真です。体重が」15㎏以上減った時は悲惨な状態でしたがかなり戻ってきています。目標はがん罹患前、60歳時の体です。