考えてみると・・・人間、

100年生きても36500日。80年生きるなら29200日。

30歳の人があと50年生きるとして18250日。

50歳の人があと30年生きるとして10950日。

70歳の人があと10年生きるとして3650日。

 

私はがんサバイバーなので転移、再発の可能性が高いことも考慮して、70歳までを目標としているのですが、たった1600日余りしかないことになります。

 

よく高校時代がついこの間のように思われるということがありますが、まさについこの間のことなのです。

 

地球の歴史46億年、二足歩行の人類の歴史400万年、現生人類出現から5万年、有史から数千年から見ればひとりの人間の生きる時間など瞬間の瞬間、瞬く間もありません。

 

そうです。人生は短いのです。

 

「人生は短い」と言うことを認識した今、私は、世界で最も貧しい大統領と言われたウルグアイのムヒカ氏が言う、「人は幸せになるために生まれてきたのです。」とい言葉に激しく共感します。

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「いい仕事につくために勉強、勉強の日々を送っていい大学に入る」(ここで言ういい仕事とは高い賃金が得られる仕事と言うことでしょうか。)、「職場で出世するために業績を上げるためにやりたいこと、好きな事、家族、友人との時間を犠牲にして働く。あるいは上司、権力者に媚を売る」人も居るでしょう。資本主義の競争社会では仕方ないのかもしれません。

 

でも、今の私にとって、これらは、みんなちっぽけな、ちっぽけなことのように思いますが、多くの人は、人生は永遠に続くかのように勘違いして大切なことを忘れてしまうのではないかな。。

 

「地位と財産を築き歴史に名を残す」・・・立派な事とは思います。国会に銅像を残すために選挙で土下座した議員さんもいました・・・かっこいいとは思いませんが、それとて残るのは瞬く間のこと。形あるものはやがて崩れます。ひとたび大きな自然災害でも起きれば海の藻屑のように消え去ります。再び氷河期が来るかもしれませんし、地球に巨大隕石が衝突なんてことも考えられます。

 

死んだら意識も肉体も無になり、周囲の人からですら間もなく忘れ去られます。

 

そう考えれば、一人の人間がコントロール可能なのは生きている数十年の間だけ(30000日未満)なのです。大切なのは「その短い時間をいかに幸せに生き切るか」なのです。

 

「起きて半畳、寝て一畳、天下を取っても二合半」昔、「子連れ狼」の中で武道に秀でながらも乞食道を貫く浪人(岡山県出身「おえりゃーせんのう!」の長門勇さんが演じていました)が、仕官を目指し刺客として人を切り、冥府魔道の道を歩む拝一刀に説く言葉です。

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人間生きるのに立てば半畳、寝ても一畳あれば事足りる。天下をとっても食べられる飯はせいぜい二合半。人を切り冥府魔道の道を歩むのはお子のためにやめられい。」と言うことを説いたのです。現代に置き換えれば、「我欲のために人を踏み台にしたり、陥れたり悪事はするな。真っ当に生きよ!」ということでしょう。幸せになるのに過剰な金銭、物品は必要ないからです。


地球上の富の80%を1%の人間が保有し、一方では大量の食糧が廃棄され、他方では1日に数万人の人が貧困、餓死で亡くなっているという現実を見れば「起きて半畳、寝て一畳、天下を取っても二合半」という言葉をもう一度考えてみるべきなのでしょう。

 

私は元々、「車は走ればいい。家は雨風が凌げればいい。高級食材よりもB級グルメ。」と言った感じだったのですが、初老を迎え、がんを罹患して、さらに物欲、金銭欲と言ったものに興味がなくなりました。

 

今は、妻と小さな集合住宅に住んでいますし、車も持っていませんが、贅沢しなければ食べることには困りません。楽しみ、喜びはお金を使わなくてもたくさんあります。子供、孫、ともだち囲まれ幸せを感じる毎日です。

 

そういう意味では、ムヒカ元大統領の言われる「人間は幸せになるために生まれてきたのです。」という言葉を実現出来ているのかもしれません

 

この世で巡り会い、共に歩んでくれる人々、今日まで命を繋いできてくれたご先祖様、すべてに感謝する毎日です!!

 

生かされた人生に感謝しつつ精いっぱいこの世を生き切るために今日も筋トレで免疫力アップします!!

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チャールズ・シュルツ

View point より

https://vpoint.jp/column/128578.html