あと2日少しで新しい年2018年を迎えます。

思い返せば、昨年の今頃は例年のごとく、本社で営業会議に出て、大掃除、忘年会を当たり前のようにこなし、これから先もずっと続くものと思っていました。

まさか、その数ヶ月後に「ステージ4の癌宣告」を受け、セカンドオピニオン、サードオピニオンと病院をまわり。

「このまま手術をしなければ余命3ヶ月」宣告により命をかけた大手術を受けるとは思いもしませんでした。診断を受けるまで、自覚症状などはありませんでした。

国民の二人に一人が癌にかかり、三人に一人が癌で死ぬ時代です。今、元気なあなたも人事ではないということなのです。
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約4ヵ月前、私は手術で気管切開、気管孔設置、喉頭部、甲状腺全摘出をいう手術を受け、命と引き換えに声、鼻・口からの呼吸機能を失いました。

先日、主治医ドクターNと話す機会があったのですが・・・、
「この手術が出来るのは、外科医が100人居たら一人くらいしかいません。絵に描いたように上手くいきましたが、この私でさえ、吉賀さんで3人目です。うまくいって良かった。ですからどこの病院ででも受け入れられるものではありません。退院後、関西に帰りたいとの希望のようですが、帰るのは、2~3日ならいいですが、それ以上はお勧めしません。退院後3ヶ月は近くに居てください。放射線の影響もあり何が起こるかわかりませんし、前に経験したように命に関わることですから。」

改めて、えらい手術をしたんだなあと再認識しました。

生きるために通常ない呼吸器を人の手で作るのですから当然といえば、当然ですが、笠松さんが言っておられたように「鼻が胸についたと思えばいいじゃないですか!」とは簡単に行かないようです。
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手術から4ヶ月が経過しました。入院は4ヶ月とは聞いていたので「年内は入院やなあ」とは思っていたものの、年末年始は病院で過ごし、実際の退院はもっと先になりそう。それどころか退院後も最低3ヶ月は病院の近くで住むことになりそうです。

現実は、テレビドラマ「ドクターX」のように「私、失敗しないので。」とスーパードクター大門未知子の手により手術は成功して、次のシーンでは社会復帰しているという風に簡単にはいかないのですね。単独の臓器の病変の切除ではそうなのかもしれませんが、私のような前例の少ない手術では、術後の回復のほうがもっともっと大変なのです。ある意味、ドクターも試行錯誤ですから。

術後、4ヶ月が経過した今も入院生活をしています。そして、今でさえ「この手術をするという選択は正しかったのだろうか?」と自問自答することがあるのです。

6月末に気管癌という診断を受け、セカンドオピニオン、サードオピニオンと病院を渡り歩き、二人のスーパードクターに出会います。自覚症状はないものの、CT検査によると「気管の3分の2が長さ10cmの癌で塞がっており、このまま放置しておけは3ヶ月くらいで窒息するだろう、手術をするにしても今がぎりぎりのタイミングでこれ以上進行すると手術も出来ない。」とのことでした。当然、手術によって、声を失うこと、口、鼻は飾りとなり、胸に開けた気管孔という穴で呼吸をするようになり、激しい運動や息むことが出来なくなることなどの説明を受けました。

3ヵ月後に窒息死するか、手術を受けて重篤な後遺症は残るが生きるかの選択、まさに「生きるか死ぬか」の選択でした。

当然、手術以外の治療法がないものか、あたり歩きました。しかし、私の患らっている「線様嚢胞癌」は効く抗がん剤がない、しかも、出来ているところが気管内でCT画像ではすでに気管壁に浸潤し、気管の軟骨部を破壊してしまっている状況であるため、線様嚢胞癌に有効と思われる「重粒子線」も使えなかったのです。つまり、癌をやっつけるのに有効な免疫療法、遺伝子療法があったとしても気管壁自体が破壊されてしまっているために気管に穴があいてしまうということから外科的手術以外に生き延びる道はなかったのです。

それらのプロセスを経て亀田総合病院で二人のスーパードクターに命をゆだねることを決意したのです。
「障害が残ろうとも生まれ変わった体で奇跡を起こそう!!」と。

そして、今日に至るわけですが、今でも、一進一退、一難去ってまた一難という現実に直面して「この手術をするという選択は本当に正しかったのだろうか?」と自問自答することになるのです。
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でも、今、私は家族、親戚、大勢の友人の応援とたくさんの愛に支えられて生きています!!

そして、未だに手術以外の有効な選択肢を見つけられずにいます。

もし、手術を選ばなかったら「いつ気管が詰まって窒息死するのだろう。」という恐怖に怯えながらその日を迎えるのでしょう。もう、死んでいたかもしれません。
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今、私は家族、親戚、大勢の友人の愛に支えられて心豊かな人生を生きています!!

日々、感謝を感じ、ありがとうという言葉を出さない日はありません。

これからも未来に向かって出来ることをして生きたいと思います。

2018年はきっと良い年になると信じて!!
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