実は、ここ数日、放射線を受ける患者として悩んでいました。
放射線治療三分の二以上を終えたのですが、数字的にみれば、スクワットなら、「目標150キロ10回!呼吸整えてあと3回!楽勝!」というところなのでしょうが・・・放射線はどうもいけません。
首・喉から胸にかけての硬化、痛みが日々酷くなっています。唾を飲み込んでも痛みます。特に就寝中、寝起き直後はもう「カッチカチやぞ!!」なのです。
「本当に放射線治療をすることを決めたのは正しかったのだろうか?」と自問自答する毎日。
主治医のドクターNに何度か聞いてみたのですが、『正常な反応です。組織が繊維化してきます、まだまだ固くなりますよ。』、『放射線治療が終わった後、1年くらいは固くなっていきますからストレッチをやってください。』との答えでした。事前に、「食道がやられて食べ物の飲み込みが出来なくなる」、「放射線皮膚炎になる」、「治療後、放射線肺炎になる可能性がある」などは聞いていたのですが、プロのドクターが再発防止のためと薦めるのだからやったほうがいいだろうと判断して始めたのでした。が、しかし、筋肉組織がこんなに固くなるというのは私にとっては重要な話なのですが初耳でした。
放射線の主治医ドクターHと話したとき、「放射線治療は途中で止めるくらいなら、最初からやらないほうがマシ!」(治療効果が少なく、副作用だけが出てしまう)とも聞いていますし、ここまで治療が進んでいたら、今更止めてもすでに手遅れとは思うのですが、あまりの辛さに、疑問を感じて、今日が最後と決めてあえて聞いてみました。『首、喉から胸にかけてが石のようで辛いです。放射線治療あと1週間ですが、今、放射線を止めたらだめですか?』と。。(きっと、ドクターは「こいつ、何回言ったら分かるんだ!」と思っているでしょう。)
『筋肉が硬くなるのは、放射線による繊維化です。さらに進行します。』『途中で止めるということがどういうことか分かりますよね?どうしても嫌なら放射線は止めます。しかし、止めることは再発率が高くなることを意味します。』と理路整然、クールな答えでした。
「止めたら、痛み、痺れ、だるさが軽減するだろうか?
止めたら、止めたで、「やっておけば良かった」って後悔するのではないだろうか?
理解不足なまま、放射線に入ってしまった感は否めませんが、未来を生きる選択として間違いでは無かったと思うしかありません。
ブレずに毎日過酷な痛み、痺れ、だるさ、不安感等と戦っている自分を信じ続ける。
命を残す為に最善を尽くす医療に取り組んでくれているドクターを信じ続ける。
そして、『頑張ってください』って言葉をかけてくれた方々が念じていることを最大限のパワー武器に変えなければ!!!」
これは、凹んでいる賢人への真友からの言葉ですがその通りですね!!
苦しさに、不安にぶれかけている自分を後押ししてほしかったのだと思います。
「ブレずに毎日過酷な痛み、痺れ、だるさ、不安感等と戦っている自分を信じ続ける!」
「命を残す為に最善を尽くす医療に取り組んでくれているドクターを信じ続ける!」
それしかありませんね!!
コメント
コメント一覧 (10)
厳しいようですが、担当医としては当然の対応だと思います。治療方針は既に決めているでしょうから、患者の辛さは理解しているにしろ、それに引きずられてしまっては成果を望めないことも理解しているのでしょう。
とはいえ、予想もできない苦しみに不安を覚え、自身の選択に疑問を感じてしまうことは当然ですよね。耐えていかなければならないのは賢人さん自身ですから、軽々しくがんばれとは申せませんが、これからもずっと見ています。時間はかかるかもしれませんが、きっとその選択が正しかったと感じられる時が来ると信じております。
本当に辛いですね。
でも、生きる為の戦いだと思って下さい。
絶対に生きて下さい。
今は生きる事だけを考えて下さい。
「命を最優先に考えて下さってのこと。」これはその通りでしょう。ドクターにとっては命をつなぐことが最優先ですから。ドクターを最後まで信じ切るしかないですね!