不運にもがんになってもそう悲観することではないとも私は思っています。

 

がんで突然亡くなることは希ですから、「人生で何が大切なのか?」「誰が大切な人なのか?」「どんな生き方をすればいいのか?」について考え、「残しておきたいものを残し、処分しておきたいものを処分する」、「この世でやるべきことをする」、「会っておきたい人に会う」などの時間があるからです。

 

私の場合、がんになったことで新たな多くの友に出会うことができました。ドクター、看護師さん、がん友、鴨川のサーファーなどです。思えば今までは、学生時代からの友人、仕事関係の友人、ボディビル関係の友人が主だったので新しいジャンルの友に出会えたわけです。

 

長い付き合いで寄り添ってくれる友人たち、付き合いは浅いのに親身に寄り添ってくれる友人たちもいました。手術が終わりICUから一般病棟に移るまで付き添ってくれた友には感謝です。遠い鴨川まで足しげく通ってくれた家族、友、慈愛に満ちた親族にも心から感謝です。

 

長期入院から退院した後、「残された限りある人生の時間で、生かされた時間で何をするべきか」を真剣に考えました。

 

そして、「人生において、何が大切なことなのか?」「誰が大切な人なのか?」を知ることが出来ました。

 

幸い退院から3年近く再発、転移が確認されること無く過ごすことが出来ました。その間、やっておくべきことを考え実行し、残すべきことを整理し、廃棄、処分するべきものは捨て去り、「終活」いや「断捨離」を進めることが出来ました

 

そして、何よりも生かされた人生で追加の贈り物と言える孫息子に会うことが出来たのは人生最高の幸せでした。今、世界はコロナ渦でビジネス、スポーツ、会食、飲み会、旅行、日常生活と人々の動きが制限される中でもリモートながら毎日のように聴くことができる孫息子の声は私と妻を笑顔にさせてくれ幸せな気持ちにさせてくれるのです。

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昨年11月に「腺様嚢胞癌の肺転移」が確認されました。再発、転移しやすい癌なので、再発、転移は想定内だったのですが、12月に転移巣切除手術を受けることが出来たことはさらに幸運でした。

 

今後、もし更なる再発、転移が出れば、腺様嚢胞癌の性質上、おそらく本当の人生のカウントダウンが始まるのでしょう。その時までの時間稼ぎ、人生を楽しむ時間が与えられたわけです。

 

今、私は癌治療による障害が残り不自由な体になり仕事も失いました。生きるために家も多くの物品も処分しました。しかし、優しい妻、息子、娘、孫息子、親戚、多くの友人たちと慈愛に満ちた人々に恵まれ支えられて生かされています。狭いながらも楽しい我が家に住めて、3食食べられています。好きなお酒も飲めます。これ以上の幸せがあるでしょうか。

 

今が人生で一番幸せかもしれないと思うこの頃です。

 

今年に入って私よりずっと若い女性がんサバイバー二人の訃報を受けとりました。「生きたい」という思いを最後まで持ちながら旅立ったそうです。悲しすぎます。でも、彼女たちは家族の、友人たちの心の中に永遠に生き続けるでしょう。生かされている私たちが1日でも長く生き抜くことが彼女たちへの供養になると信じて生き抜きたいと思います。

 

生かされた人生に感謝しつつ精いっぱい生き切るために好きな筋トレで免疫力アップの毎日です!!

Bigtoe.011.94