★未来を生きる為に★BIGTOEの「筋トレが救った癌との命がけの戦い」

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージⅣ」の癌宣告。それも効く抗がん剤がない、放射線も効かない「腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)」という聞いたこともない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。 2019年1月「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」という書籍に。アマゾン、楽天ブックス、体育とスポーツ出版社のホームページなどから購入できます。

2020年06月

2020626日、コロナ自粛真っただ中の記録写真。

 

体脂肪率が上がっているのは否めないが、概ね現状維持はしてるかな?がんサバイバーにとって現状維持はOKです。
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(※右の大胸筋が無いのが丸わかりです)
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(※肩がこれ以上上がらない、後ろに引けないのは相変わらず)
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気管孔で呼吸して、65歳でこんな筋トレやってるがん患者は世界中探してもそうおらんやろうな(笑)。

1日目】胸・下半身・腹

胸)

○チューブベンチプレス 20回×3セット

 右の大胸筋が手術でほとんど残ってなくて固まってしまっているのですがこれなら可能。

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下半身)

○踏み台昇降運動 100
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○ワンレッグカーフレイズ 100

 

腹)

○レグレイズ 100

 

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2日目】背中・下半身(尻)・腹

背中)

○ワンハンドローイング 30回×5セット

 sHt20200618OhRow001

下半身)

○ブルガリアンスクワット 20×3セット
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○ワンレッグカーフレイズ 100

腹)

○レグレイズ 100

 

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3日目】肩・下半身・腹

肩)

○シーテッドサイドレイズ 20回×3セット

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下半身)

○踏み台昇降運動 100

○ワンレッグカーフレイズ 100

腹)

○レグレイズ 100

 

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4日目】腕・下半身(尻)・腹

上腕二頭筋)

○コンセントレーションカール 15回×3セットsHtCCurl20200609001

上腕三頭筋)

○ワンハンドトライセップスプレスライイング 20回×3セット
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前腕)

○ダンベルリストカール 30回×3セット

 

下半身)

○ブルガリアンスクワット 20回×3セット

○ワンレッグカーフレイズ 100

 

腹)

○レグレイズ 100

【目標】継続・機能回復・血流増大・心肺機能向上

※めっちゃ、シンプルで量も少なめ。継続することが一番の目標です!!

※いずれもゆ~っくりと正確なフォームで!!

※使うのは、フラットベンチ、極太チューブ、軽いダンベル、自重。

緊急事態宣言が解除されて、1か月余りが経過。街を行きかう人々の日常が戻りつつある雰囲気です。3か月以上続いていたトレーニングジムの休館も解かれました。

 

マンションの隣の学校のテニスコートも久しぶりにネットが張られプレーを楽しむ姿が!!

 

長期に及ぶ自粛期間での運動不足は否めません。腹、脚、肩、腕は問題ないのですが、今の体では胸トレ、背トレはやはりマシンで的確に攻めたい!!トレーニングを続けることでがんをはじめとする病と戦う体力、免疫力がつくと考えていますからなおさらです。それでも気管孔呼吸と言う呼吸器にハンデを背負っている身です。もうしばらくホームトレーニング続けます。

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今日の大阪は、早朝から30度を超える暑さでしたが、椅子、フラットベンチ、極太チューブを使っての新種目に取り組みました。

今日は親父の命日。4年前の今日、親父が急逝しました。その時のことは一生忘れることはありません。

 

1年半前に身辺の世話をしていた母が突然、旅立ち寂しい晩年だったので父にとって認知症を患ったことは救いでした。当時、私が東京勤務だった為、そばにいることが出来なかったことは悔いが残るところです。

 

その1年後、自らがステージⅣの宣告を受け闘病生活に入るのですが、その後は、家族、親戚、友人たちの応援もあり一命をとりとめ、退院後はこの世でやり残したことをひとつひとつ実行し、初孫を迎え幸せな日々を送らせていただいています。

 

人生100年時代と言いますが、人間生身です。ましてや今は地震、台風、洪水など自然災害の頻発、グローバル化した時代ゆえの疫病パンデミック、戦争すら起こらないという保証はどこにもありません。

 

振り返れば、私は終戦後10年が経過した経済成長期に向かう日本に生まれ、教育を受けさせていただき、仕事をしながら好きなボディビルをやり、人並みに家庭を持ち、娘にも息子にも自分の遺伝子を引き継いだ孫息子にも恵まれました。

 

残念なことに兄妹には恵まれず、癌という大病を患い失ったものも多くありましたが、それ以上に人として得るものが多く、総合的には幸せな人生だと思うこの頃です。

 

父の遺影を前に手を合わせ感謝の気持ちを伝えた1日でした。

 

ありがとう・・・。
Ama20200611002

今日、無事にステージⅣがん宣告から3度目の誕生日を迎えることが出来ました。

 

FACEBOOK、ライン、メールでお祝いの言葉をくださった皆さんありがとうございます。

 

がんは死を身近に感じ絶望の淵に立たされる病ですし、治療によって失うものが多いのも事実ですが、「新しい気付き」も多く、多くの場合、この世での時間が残されているので「みんなが思っているほど悪くない」と思うこの頃です。「がんになった後の方が幸せ」という言葉もありますが、まんざら嘘でも負け惜しみでもありません。

 

がんになったことで素晴らしいドクター、可愛い看護師さんに出会い(まだ、男ですねえ(笑))、都会の喧騒から逃れ鴨川リゾートのオーシャンビューのマンションに妻と暮らすことが出来ました。日蓮聖人ゆかりのお寺回りも出来ました。手術からICUを出るまでつきあってくれた友人、遠路はるばる鴨川まで何度も来てくれる友人、がんになったことで繋がり硬い絆で結ばれた友人、家族、親戚の叔父、叔母、従兄弟と人との繋がりを強く感じることが出来ました。手術の時にはこの世に居なかった孫息子にも会えました。

 

「筋肉オフ会TheFinal」、「闘病記」の出版も実現しました。そして、今、新しいことを始めています。

 

腺様嚢胞癌は再発、転移率が高いので「不安がないのか?」と言われると嘘になりますが、幸い今のところ確認はされていません。万が一の時が来ても戦う体力、免疫力をつけるために長年の経験をもとに緩いトレーニングも欠かしません。

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9月で手術からまる3年。次の目標はがん宣告時に医師から言われた「5年後の生存率40%未満」の5年に当たる2022年です。その次は大阪万博。そして、孫息子に筋トレを教えることです。まだまだ行けそうです!!

 

今日は、i-padで可愛い孫息子とリモート会議。そして、大好きなケーキとシュークリームと赤ワインをいただきました。

 Ryousei20200609005

良い1日でした。明日も良い日だと思います。

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