★未来を生きる為に★BIGTOEの「筋トレが救った癌との命がけの戦い」

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージ4」の癌宣告。それも効く抗がん剤もない、放射線も効かない「腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)」という聞いたこともない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。 2019年1月、このブログが「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」という書籍になりました。アマゾン、楽天ブックス、体育とスポーツ出版社のホームページなどから購入できます。

2020年02月

ご存知のように私は2年半前に今新型コロナウイルス対応でしばしばニュースにその名が

出てくる千葉県鴨川市の亀田総合病院で大きな手術を受けて命を助けられました。

 

しかし、手術には命と引き換えに大きな代償を払うことになることになります。私の場合、10cm以上に成長し、広範囲に広がった癌を切除するために気管の大部分、骨、筋肉を切除し、永久気管孔という呼吸形態に変わる大手術だったから当然と言えば当然でしょう。

 

半年近くに及ぶ入院生活、半年の鴨川での療養を終えて、今日に至るまでにも気管孔に関連するトラブル、メンテナンスはもとより、しばしば、横腹の痛み、肩の痛み、胸の痛み、背中の痛みetc…といった原因のわからない体の不調に悩まされます。癌サバイバーですから再発、転移を疑ってしまうこともあります。

 

今週は月曜日の起床直後、トイレから戻りネブライザーをしようと機器をセットしていると突然体がグラッと左へ傾きあわや転倒。まるで亡くなった親父の晩年80代後半のような現象に襲われました。運よく、トレーニング用のフラットベンチが後ろにあり、ベンチの上に尻もち!!その後も、体、特に足が重く感じ、寝起きをしたり、立ち上がるたびにグラッと来ます。胃の気持ち悪さ、軽い頭痛も出ています。一過性のものであることを願いつつ、一昨日、昨日と外出を控え、ストロング安田、ショーン西川との食事の約束をキャンセルして多くの時間を寝て過ごしました。3日目に突入した今日現在でも悪化はしていませんが、改善もしないという病院へ行くべきなのか様子を見るべきなのかという中途半端な症状が続いています。

 

大きな手術の代償。これからもいろいろ続くのでしょうね。しっかり、対応して付き合っていきたいと思います。

声と臭覚を失うとともに、鼻口で呼吸をしなくなって間もなく2年半を迎えます。気管のほとんど、両鎖骨、肋骨4本、胸骨を切除して胸に開けた直径10mm弱の孔で呼吸をしており、この小さな孔が「私の鼻」であり「命綱」というわけです。

 

つんくさんのように首に気管孔を制作している方は、気管孔が見えないようにマフラーなどでカバーをしているのですが、私の場合、胸なので服を着ていると健常な方と見分けがつきません。ただ、呼吸の妨げになることと、気管孔から出てくる痰を掃除するために前開きのゆったりした服しか着ることができません。(数着持っているスーツもおそらくこの世で着ることはないでしょう・・・。)そして、いつ出てくるかわからない痰処理用の手鏡とテイッシュ、綿棒は常時ポケットに携帯する必要があるのです。

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手術前には、「生きるためには仕方がないな。鼻が胸に付いたと思えばいいや。」と能天気に考えていたのですが、2年半近く(だからこうして生きていられるのかも?)が経過しても手術前のような無意識な呼吸が出来る時間はほとんど有りませんし、14回程度の気管の乾燥を防ぐためのネブライザー吸入、都度の痰処理、そして、私の場合、エアウエイチューブを抜くと起こる孔の狭窄防止のためのチューブが24時間挿入されているため、摩擦による炎症、出血、肉芽の発生が常態化しているのでメンテナンスが大変です。

 

以前、娘に「生きるためにネブライザーをしているのか、ネブライザーをするために生きているのかわからんわ。」と言うと、「生きるために決まっているでしょ!!」と一括されました(笑)。

 

年が明けて1か月半、ネブラーザーの回数は、早くも200回近くに及びます。年間にすれば1500回近くになります。正直、飽きてきました。そこで、最近では、綿棒とピンセットによる気管孔の奥にこびりついて呼吸を妨げる痰取りをまるで凍り付いた湖の穴で釣りをしている釣り人のように楽しんでいます。大物が取れたらガッツポーズです(笑)。

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※シャワー時の必須アイテム。気管孔に水が入ると溺れるのでしっかりと目張りして準備します。

 

というわけで、2年半が経過して胸の鼻での呼吸に慣れたかと言えば・・・やっぱり、慣れませんね(涙)。

 

でも、現状維持でも生きている!!贅沢な悩みですわ。

今日、212日で、千葉県鴨川市の亀田総合病院で巡り会った岸本、野守ドクターによる気管癌切除手術から25か月。半年近くの入院生活を終えて退院してから丸2年を迎えました。

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声を失い、胸の孔で呼吸をするという命と引き換えに残った障害で職場への復帰を断念し、生まれ故郷の兵庫県に帰ってきてからも、2019年には永久気管孔の問題や口腔内の骨腫切除手術などで2度の入院がありましたが、転移、再発がしやすい癌にもかかわらず、幸いにも今のところ転移、再発は確認されずに本日に至っています。実に運がいい男です。

 

巷では、中国武漢で発生した新型コロナウイルスが世界に広がりパンデミック状態に陥っています。私のような特殊な呼吸形態の者が感染したらそれこそ何が起こるかわからないので、不急不要な外出は避けて多くの時間を屋内で好きな酒を飲みながら過ごしています。せっかく食道が残せたし、飲めるのは生きている間だけ、酒は百薬の長と言い訳しながら()

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そんなわけで今年に入ってからは体育館トレーニングも週1回ペース。昨夜は心配してくださった下川さんからラインで連絡をいただく始末です。

 

新型コロナウイルス騒動が収まり、暖かくなったら体育館トレーニング頻度を増やし下半身を強化する予定です。そして、東京、多摩ジムに繰り出そうと考えています。

 

退院後の2年間で不要な捨てるものは捨て終活もかなり進んだので、これからは卒業するものは卒業し、新たに始めるものを決めてこれからの人生を充実させたいと思います。

 

ボディビル、筋トレの普及がSATOさんと私の願いだったのですが、我々の一応の役割は果たしたかなと思うのと、ボディビル界もプロレス同様、多団体化、カテゴリーの乱立、価値観の多様化が進み年寄りにはついていけなくなってきたこともあり、昨年で「筋肉オフ会」に終止符を打ちました。今年はコンテスト観戦、「BIGTOEの筋肉物語」etc.…を卒業しようと思います。そして新しいことを始めるのです。

あいだみつおさんの言葉にもありますよね。

「古いものを出さないと 新しいものは入いらない」

 ◇新しいもの◇

古いもの、不要なものは卒業して、新しいことに進みたいと思います。新しいことは・・・秘密です(笑)。

 Ama20200212003

今日は一転して暖かい冬の1日でしたので体育館でトレーニングです。帰りは雨でした。

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