★未来を生きる為に★BIGTOEの「筋トレが救った癌との命がけの戦い」

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージⅣ」の癌宣告。それも効く抗がん剤がない、放射線も効かない「腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)」という聞いたこともない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。 2019年1月「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」という書籍に。アマゾン、楽天ブックス、体育とスポーツ出版社のホームページなどから購入できます。

2019年04月

間もなく30年余り続いた「平成」という時代が終わり、「令和」という新しい時代を迎えます。

平成は、昭和の太平洋戦争敗戦のどん底時代から這い上がった日本人が次に招いた高度経済成長、バブル経済の付けが来た時代でもありました。バブルの崩壊、大手証券会社の倒産、昭和の高度経済成長を支えてきた日本大手製造業の凋落、経済至上主義、自然破壊の付けともいえる地球温暖化、異常気象、大型台風、豪雨災害、大地震、火山噴火などの自然災害が頻発した時代でもありました。政治家は、相変わらず民意無視して、選挙の票集めと利権のために時間と国民の税金を浪費しています。民とともに生きた韓国ドラマ「イ・サン」の英祖王を見習ってほしいものです。

ただひとつ良かったことと言えば、平成天皇の仰っていた争いを繰り返す人間の歴史において稀ともいえる「戦争が起こらなかった時代」であったことでしょう。つくづく幸せな時代に生きてきたものだと思います。
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私個人にとっての平成は、元年の娘の誕生に始まり、孫息子の誕生でしめくくるといった家族の幸せ、大勢の仲間と出会った人間関係にも恵まれ、社会人としても曲がりなりにもギリギリでしたが定年まで勤め、ボディビルダーとしても、複数のタイトルを獲得できた充実の時代でした。

それとは反対に最後の5年はがん家系ではないと思っていたのに最愛の両親をがんで亡くし、そして自らも人的ストレスが原因と思われるがんを罹患して大手術を受け闘病するといった人生最悪の事態が起こった時代でもありました。しかし、それによって、「人間にとって、人生において何が本当に大切なのか?誰が本当に大切なのか?」が分かったことが収穫でした。

人生において人との縁はとても大切です。人は皆ひとりでは生きていけないですから。平成最後の年2019120日に出版した「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」(親友のストロング安田くんが命名してくださいました)でも書いたように「人生において誰と出会うかは運命で避けられませんが、誰と共に人生を歩むかは自分の意思で決めることが出来る」のです。私の悪縁、悪習慣はあと数時間で終わる平成に投げ捨てます。

来る令和の時代は、おそらく私の人生にとって最後の年号になるでしょう。
20179月の大手術でスーパードクターに与えられた「人生の延長切符」で生きるおまけの人生です。今までの良縁、これから出会う良縁を大切にして笑顔と感謝の心を持って生ききりたいと思います。

小学生の頃に学んだ、宮沢賢治の「雨にも負けず 風にも負けず 欲はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている・・・」これが一番大切なことだとこの年になってわかった愚か者です。

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平成最後の今日、尼崎の体育館で20年来の親友カネゴンさんに平成最後の筋トレに付き合っていただきました。そして、40年来の親友SATOさんと明るいうちからワインを楽しみながらの会食です。食道を残せた喜びを感じる瞬間でもあります!!
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良いことも悪いこともあった平成よさようなら!!笑顔いっぱいの令和に乾杯!!

私、愛用の人工電気喉頭です。

馴染みのない方が多いと思います。

私自身、自分が声を失うまで知りませんでしたし、その後の入院生活、通院生活でも使っている人に会うことはありません。

先日、尼崎総合医療センターに入院した際に、ある先生から「上手く使っているね。使っている人は時々いるのだけれど、なかなか、上手く使いこなしている人はいないんですよ。見せてあげたいくらいです。」とのことでした。

https://youtu.be/XWOR7TiJcN8

昨日、退院しました。

今回の目的は、気管壁の肉芽、出血、炎症の原因になる手術以来、気管内に挿入されたままの狭窄防止用チューブの抜去でした。
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入院当日の
8日にチューブを抜きましたが、翌日9日には、気管孔自体の収縮(10mmから9mm)だけでなく、チューブに覆われていた気管壁が外気に直接触れることで乾燥するために瘡蓋状になり、それが咳をすると剥がれ落ちることによる出血が起こりました。K医師の説明では「気管壁の乾燥と肉芽付近からの出血と思われ、今後も観察を続けて、気管孔の大きさが7mmを切るようだと危険が増すので再度チューブを挿入することになる。」とのこと。乾燥防止の為にアズノール軟膏が処方されました。

しかし、翌
10日にも出血。孔の大きさは8mmに。そして、翌11日には遂に7mmを割りチューブ再挿入になってしまいました。しかも、「術後1年半が経過して狭窄するということは何年経過してもするだろうし、気管孔が胸で、残された気管を心臓からの動脈の間をくぐっているのでメスを入れて孔を広げることも出来ないからチューブとは一生の付き合いになると思ってください。」とのこと。なんか終身刑を食らったようです。
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収縮した孔にいきなり太いチューブを入れるのは痛いし孔を傷つける危険があるので7mmから少しずつ太いものに変えていくことに。そして、19日には入院時のチューブ戻して、昨日20日に退院となりました。

現状復帰しただけで、チューブ抜去は成りませんでしたが、「生きるためにはチューブを抜けない」ということが分かったことが収穫でしょうか。

帰宅後、早速、もっと小さくて、管理が簡単なチューブを作れないものかを考えています。既製品とか前例がないだけに自分で試行錯誤するしかありません。まあ、それもまた楽しと思います!!

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(※入院の日は桜が満開でした。)

明日から気管内のカニューレチューブ抜去の検証と気管内に出来た肉芽対策のために入院です。

入院の日が延期になったために桜を満喫することができました。延期に感謝。

しかし、桜の見ごろはあっという間ですね。人生も同様あっという間です。

数週間前から右ひじの痛みがあり餅のように膨れ上がっています。

入院中にこちらも治してこれからの人生に備えます!!

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チューブの抜去なるか!?

新元号が令和(Reiwa)に決まりました。

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その発表を病室で観る予定でしたが、病院側が病室の空きがないので入院を8日に延期してほしいとの連絡があり自宅のテレビでその瞬間を見届けました。慣れないせいか何となくしっくり来ませんが、楽しみにしていた朝ドラが終わり、新番組に最初は違和感を覚えつつも観ているとのめりこむように新元号にも慣れるのでしょう。

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発表後、窓から空を見上げると新元号を祝福するかのように虹が!!桜も満開!!

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平成は戦争のない時代でしたが、阪神大震災、東北大震災をはじめとする自然災害の増えた時代でもありました。価値観が多様化して殺伐とした犯罪が頻発した時代でもありました。バブルが崩壊し経済格差が広がった時代でもありました。

 

来るべき令和はどのような時代になるのか?孫息子がどんな男に成長するのか?生きながらえた命で11日を積み重ね、出来るだけ長く見届けようと思います。生きてるだけで丸儲けです。

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