間もなく30年余り続いた「平成」という時代が終わり、「令和」という新しい時代を迎えます。

平成は、昭和の太平洋戦争敗戦のどん底時代から這い上がった日本人が次に招いた高度経済成長、バブル経済の付けが来た時代でもありました。バブルの崩壊、大手証券会社の倒産、昭和の高度経済成長を支えてきた日本大手製造業の凋落、経済至上主義、自然破壊の付けともいえる地球温暖化、異常気象、大型台風、豪雨災害、大地震、火山噴火などの自然災害が頻発した時代でもありました。政治家は、相変わらず民意無視して、選挙の票集めと利権のために時間と国民の税金を浪費しています。民とともに生きた韓国ドラマ「イ・サン」の英祖王を見習ってほしいものです。

ただひとつ良かったことと言えば、平成天皇の仰っていた争いを繰り返す人間の歴史において稀ともいえる「戦争が起こらなかった時代」であったことでしょう。つくづく幸せな時代に生きてきたものだと思います。
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私個人にとっての平成は、元年の娘の誕生に始まり、孫息子の誕生でしめくくるといった家族の幸せ、大勢の仲間と出会った人間関係にも恵まれ、社会人としても曲がりなりにもギリギリでしたが定年まで勤め、ボディビルダーとしても、複数のタイトルを獲得できた充実の時代でした。

それとは反対に最後の5年はがん家系ではないと思っていたのに最愛の両親をがんで亡くし、そして自らも人的ストレスが原因と思われるがんを罹患して大手術を受け闘病するといった人生最悪の事態が起こった時代でもありました。しかし、それによって、「人間にとって、人生において何が本当に大切なのか?誰が本当に大切なのか?」が分かったことが収穫でした。

人生において人との縁はとても大切です。人は皆ひとりでは生きていけないですから。平成最後の年2019120日に出版した「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」(親友のストロング安田くんが命名してくださいました)でも書いたように「人生において誰と出会うかは運命で避けられませんが、誰と共に人生を歩むかは自分の意思で決めることが出来る」のです。私の悪縁、悪習慣はあと数時間で終わる平成に投げ捨てます。

来る令和の時代は、おそらく私の人生にとって最後の年号になるでしょう。
20179月の大手術でスーパードクターに与えられた「人生の延長切符」で生きるおまけの人生です。今までの良縁、これから出会う良縁を大切にして笑顔と感謝の心を持って生ききりたいと思います。

小学生の頃に学んだ、宮沢賢治の「雨にも負けず 風にも負けず 欲はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている・・・」これが一番大切なことだとこの年になってわかった愚か者です。

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平成最後の今日、尼崎の体育館で20年来の親友カネゴンさんに平成最後の筋トレに付き合っていただきました。そして、40年来の親友SATOさんと明るいうちからワインを楽しみながらの会食です。食道を残せた喜びを感じる瞬間でもあります!!
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良いことも悪いこともあった平成よさようなら!!笑顔いっぱいの令和に乾杯!!