今日は、堀ちえみさんの舌がんの手術の日です。舌を半分と周辺リンパを切除する10時間以上に及ぶ手術になるだろうとのこと。術前に、CTMRIPET、血液検査で癌の大きさ、場所、進行程度を検査して手術に入るのですが、実際に開けてみないとどこまで浸潤しているのか、どこまで深く広がっているのかわからないのも事実です。

私の場合も食道浸潤の疑いが大きいということで当初は16時間以上の手術になるとの説明を受けていました。声帯、甲状腺を含む喉頭部全摘出、周辺リンパ節、気管のほとんど、鎖骨、肋骨4本、胸骨の切除は予定通り行われましたが、幸い食道は残せたので、消化器外科による小腸移植手術はまぬがれました。

堀ちえみさんの場合、舌への筋肉の移植は免れないので長い手術になるでしょう。私の経験からしても術後の回復期はチューブによる栄養、水分補給が長く続きますし、回復途中、回復後にも残るであろう痛みとの戦い、食べる、話すのリハビリが大変だと思います。

それにしてもこのがんという病気。何度もブログでも言っていますが、ほとんどの人が定期健診、人間ドッグを毎年受けているのですね。違和感を感じたらすでにステージ4という場合が多いのです。他人ごとではないのです。

私も外科手術による患部とその周辺を切除するしかない、そして、手術が成功しても大きな障害が残ると言われ、連日涙を流し、決断までに大きく心が揺れました。そして、生きるために手術をしました。

なってしまったものは仕方がりません。過去にもどることも出来ません。

手術に成功して完解しても障害が残ります。再発、転移の恐れが付きまといます。

でも、前に向かって進むしかないと私は思います。

kameda20170922007