胸に永久気管孔という孔を作る手術を受けた私にとって、1日に4回程度のネブライザー(水や薬液を霧化して気管、気管支を加湿するための機器)で気管を加湿しなければ生きていけません。

通常の体では、呼吸をするときに空気が鼻、口を通過して適度に加湿された状態で肺に入ります。しかし、永久気管孔での呼吸では孔入口からすぐに気管、気管支、肺と流れるため、乾燥した空気がダイレクトに肺に入るため、排泄される痰が乾燥して固まり、出にくくなり空気の通り道を塞ぐだけでなく、ウイルスや菌に感染しやすくなり、気管支炎、肺炎になる可能性が高くなるのです。

そして、特に私の場合、癌が気管に沿うように10cmにまで成長していたので、亀田総合病院呼吸器外科の名医N先生でさえ切除ギリギリの状態だったため気管が5cmしか残せなかったのです。つまり、喉に永久気管孔を作った人よりも肺への道がより短いので乾燥しやすくなるのですね。

退院後、行動範囲を広げるためにもなるべくネブライザーで吸入する回数を減らしていきたいところなのですが、今のところ
4回以上必要です。56時間おきに吸入しなければ呼吸が苦しくなるということです。これでは、ご近所に出かけるならともかく、5時間以上の外出となると、ネブライザーを持参して、電源、水源があり人眼につかないネブライザースポットを確保しなければならないのです。

5月末の関西への病院探しの旅の折もメーカー品の3kg近くあるネブライザー(定価約100000円)をキャリーバックに入れて持ち歩き、ホテルを出る前に1回、5時間たったら戻って1回、寝る前に1回という具合でした。勿論、電車の中で使えるもっとコンパクトで軽いものをと探した末、やはり同メーカーの乾電池で使える携帯用ネブライザー(定価約30000円)を購入して持参したのですが、やはりパワー不足は否めませんので移動中に場所を見つけて補助的に使う感じです。

家内が一生懸命ネットで検索して、乾燥防止とごみの侵入防止用の気管孔のカバー、それ固定するテープなどを探してくれたのですが、今回の東京ぶらり旅では、外国製のネブライザー(重量500gAC100V、価格3000円ちょっと)を見つけてくれたので、だまされたと思って購入して持参しました。それが、それがこのネブライザーコンパクトな割にパワーがあり結構使えます!!3日間使っただけなので耐久性はまだ不明ですが、予備を数台購入予定です。これで持ち歩く荷物の重量が大幅に減りました。

日本人は、どうも、メーカー重視、安いよりも高いほうが何となく安心という傾向があると思います。私もそうでした。

しかし、思い起こしてみると、かって、ビデオレコーダーを買ったとき、店員が勧める一流メーカー品がすぐに壊れて、安いので予備に買った知らないメーカーのビデオの方が、故障もなく長く使ったことがありました。これを教訓にいろいろ試してみようと思います。
Kamogawa20180324049