BIG TOEの「未来を生きるために!!」

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージ4」の癌宣告。それも効く抗がん剤もない、放射線も効かない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。家族のこと、友達のこと、仕事のこと、趣味のこと、生きる意味、人の優しさ、真っ当な生き方について語ります。

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腺様嚢胞癌という強敵と戦える最終兵器と思われた重粒子腺による治療が気管壁が破壊された私の体にはできないと言う事は、切らずに出来る遺伝子療法、免疫療法、サイバーナイフなどという外科手術以外の療法はすべて不可能ということを意味していた。

途方にくれる日々。

そんな中、私の状況を聞きつけたボディビルの親友笠松氏、ストロング安田氏から「名医K先生を紹介するから是非会って欲しい!!」との連絡が舞い込んだ。「名医と言っても、外科医。やはり、切ることには変わりはない。しかし、手術するにしても他の方法があるかもしれない。そうでないにしても他の治療法をご存知かもしれないい。」そんな思いからサードオピニオンを亀田京橋クリニックで受けることを決めた。

(その日の日記)
2017年7月28日(金)、本日、亀田京橋クリニックにサードオピニオンに行ってきました。
いくらK医師といっても病状に変わりがあるわけでなありません。それどころか、初診、セカンドオピニオンの2病院よりも厳しい現実を突きつけられたのです。手術するのにもギリギリの線、時間的猶予はそう残されていない。このまま放置すれば2~3ヶ月後には、癌で気管がつまり死に至る可能性が高い。そうなれば、手術も治療も出来ないだろうとの言葉。途中、やはり名医N先生も加わりましたが現実は変わりませんでした。

いくら名医の言葉でも、今、こんなに元気なのに・・・本当なのか?悪い夢をみているのではないか?

二人の医師は、その理由について、わかりやすく説明してくださいました。

気管の中に10cmにわたって存在する癌におそらく気管壁、軟骨部分がやられているだろうこと、場所によっては気管の半分が塞がっており近々に気管が詰まる危険性が高まっていること、気管がふさがれば手術も不可能であること、気管のそばには食道だけでなく、心臓から脳に血液を送る大きな血管が走っていること、つまり、生きるために必要な器官が集まっている場所に癌があること。

これだけ、画像を見せていただきながら説明をしていただければ、脳天気な私でも自分の状況が剣が峰、俵に足1本で残っている状況であることがわかります。

しかし、東京営業所の仕事の引継ぎ、公私にわたる身辺整理等やっておかねばならないことが山ほどあります。会っておきたい人が大勢います。流石に即答は出来ませんでした。

このサードオピニオンでの厳しい現実を踏まえて、まさに生きるか死ぬかの手術を受ける決断を1週間ですることになります。

720日(木)防衛医科大学校病院 耳鼻咽喉科受診H医師重粒子線の病院「放射線医学総合研究所病院」へのサードオピニオン依頼しに行きました。


病院の仕組みというか、セカンドオピニオン、サードオピニオンとしていく場合、A病院⇒B病院⇒C病院ではなく、A病院⇒B病院⇒A病院⇒C病院と最初に診察を受けた病院に戻って紹介してもらわねばならないようです。面倒くさいし、何よりも患者にとっては時間のロスを感じる仕組みですね。
(※参考までに、セカンドオピニオンの費用は保険外でだいたい1時間43200円です。)


防衛医大から放射線医学総合研究所病院への紹介ということで防衛医大H医師に問い合わせていただきました。


しかし、その結果は、「重粒子線では気管、食道に穴を開けてしまい食道からのものが気管、肺に流れ込む危険性が大きく使えないとのこと。」(これは私の電話で聞いた話の解釈でした。)

これで最後の頼みの綱と思われた重粒子線を武器にリングで戦うという望みは断たれました。


つまり、国立がん研究所、大学病院の癌治療のスタンダードである①に外科手術、②に放射線(重粒子線を含む)、③に化学療法(抗がん剤)は、①の外科手術以外の道は閉ざされたことになります。


の外科手術は重篤な後遺症が残る、②放射線、③抗がん剤も副作用、免疫機能の低下、体力の消耗が予想されますし、私のわずらっている腺様嚢胞癌には効果が期待できません。


重粒子線がNGとなると恐らく陽子線も同様でしょう。


振り出しに戻り、1から可能性の模索にはいります。


そして、その後も、免疫療法、サイバーナイフ、遺伝子療法という、切らずに出来る癌治療を模索しましたが、再度、放射線医学総合研究所病院の医師からの文面を読み返して重大な点に気がつきました。


重粒子線は気管に使えないのではなく、私のような気管壁、軟骨部が癌により破壊されている気管に使うと、すでに癌によって破壊されている気管壁は再生出来ないから穴が開いてしまい使えないということなのです。


これは、手術で癌のよって破壊された気管を切除し、胸に気管孔をつくる外科手術以外に「未来を生きる道」はないということを意味するのだということが判ったのです。


次なる未来への道は・・・。

重粒子線不可理由

重粒子線がん治療とは】

炭素イオンを、加速器で光速の約70%まで加速し、がん病巣に狙いを絞って照射する最先端の放射線治療法。重粒子線及び陽子線は、体の表面では放射線量が弱く、がん病巣において放射線量がピークになる特性を有しています。このため、がん病巣をピンポイントで狙いうちすることができ、がん病巣にダメージを十分与えながら、正常細胞へのダメージを最小限に抑えることが可能。
特に重粒子線は、陽子線よりもさらに線量集中性が優れ、がん細胞に対する殺傷効果が23倍大きいとされているため、照射回数をさらに少なく、治療期間をより短くすることが可能。

(参照:九州国際重粒子線がん治療センターのホームページ)

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7月14日金曜日、国立癌センター中央(築地)の頭頚外科腺様嚢胞癌担当のM医師によるセカンドオピニオン終了しました。

大筋は防衛医大のH医師と大きな食い違いはなく、標準治療というのは現代医学で裏付けのある最良の治療方法であり、一番は手術による切除、手術に比して大きく効果がさがるが放射線治療でした。

やはり、有効な抗がん剤治療はないそうです。ただ、重粒子線治療は300万以上かかるが放射線より強いので効果は見込めるかもしれない。サードオピニオンするなら重粒子線。あとはどこに行っても判断は変わらないだろうとのことでした。

私の希望は、メスを入れる手術はしたくないでした。しかし、M医師の言葉は、「癌は完治させないと放射線で一時的に効果があって成長を止められたとしても再び成長を始める可能性が高いので、その時には手術したとき以上の傷み、苦しみを覚悟しておかなければならないだろう。」でした。

加えて、放射線治療をするとその周辺組織がもろくなるので、それから手術となると傷がなおりにくくより大変な手術なるので、「放射線がダメだったから手術を」は考えないほうがいい。いずれにしても今すぐにやらないといけない事ではないが、手術、放射、重粒子線にせよ、早いに越したことはないから、1、2ヵ月のうちに決断しましょうとのこと。

手術をせずに癌が成長すれば息が出来なくなり窒息、飲食も出来なくなり死に至るというのは防衛医大と同じ見解でした。悩ましい命の選択を迫られていますが、やはり、標準治療の一番手とは言え、声帯、甲状腺、気管を失う手術より、サードオピニオンとして重粒子線のトライを選ぼうと思います。膳は急げ!!と言います。来週にも重粒子線のサードオピニオンの手続きをします。命をかけて、300万円かき集め重粒子線にトライして奇跡を起こしたいとの思いからでした。

しかし・・・。

防衛医科大学校病院 耳鼻咽喉科受診。
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2週間に及ぶ検査で心身ともにクタクタ。しかも、結果は「癌宣告」という最悪のものでした。気管を起点とし甲状腺を包み込んだ「腺様嚢胞癌」とのこと。

非常に珍しい癌ということで、有効な抗癌剤が無く、放射線治療も効かない。手術で患部を取り除くのが唯一の生存方法のようです。

しかし、癌が気管、甲状腺にまたがっているため、切除となれば、隣接する声帯、浸潤状況によっては食道も除去しなければならない大手術になるそうで、声を失い、呼吸は胸に開けた気管孔ですることになり息んだり力を入れる運動などは出来なくなるとのこと。

そんなことになれば、カラオケ好き、ギターで歌うこと好き、おしゃべり好き、トレーニング命の自分の存在価値がなくなり、生きがいがなくなります。生活の糧である営業の仕事も出来なくなります。食道までとなれば酒も飲めないし、食い意地のはった私には耐えられません。胸の気管孔から水が入ると溺れて死んでしまうので大好きな温泉にもお風呂にも入れない、水泳も出来ない、釣も出来ない。まさに生ける屍になってしまいます。

「このまま手術しなければどうなるのか?」と医師に聞いたら「やがて気管内の腫瘍が大きくなり呼吸できなくなり、食道にまで侵食すれば飲食も出来なくなり死に至る」とのこと。そして、5年後の生存確率は40%に満たないだろうとのことでした。

甲状腺や胃を全摘出すれば治るだろうというのとは話が違います。声帯、気管、甲状腺、食道を失えば・・・・大きすぎる後遺症。おまけにその後の生活は、甲状腺ホルモン剤、抗癌剤、抗生物質と大量の薬漬けになります。再発、転移も考えられます。そんなことになったら目も当てられませんよね。

家内とも話し合ったのですが、今の気持ちは、手術はしないで他の病院をあたり、10年も生きなくてもいい、5年でいい、せめて孫の顔を見るまでを目標に、充実した短期生存を実現したいと思っています。

脳天気な私も流石にショックです。
審判のときに「血液採取もかなりやりましたがその結果はどうだったのですか?」と医師に聞きましたら、「血圧も検査のたびに80-120くらいで完璧。血液での腫瘍マーカーも上がってない。肝機能、コレステロール、中性脂肪・・・健康体の見本のような数値です。トレーニングをされているからでしょうか。」とのこと。これも驚きでした。

ということは、会社でやるような健康診断を受けても無駄ということではないですかね。癌とは関係ないということです。腫瘍マーカーは上がれば癌の疑いが高いという目安で、癌でも上がらないこともよくあるそうです。CTスキャン、PETは高額になりますが必須ですね。
私よりも家内が落ち込んで泣いています。

今は全くもって自覚症状も喉の違和感だけなのですが、つい1ヶ月半前に「喉の違和感」で訪れた近所の耳鼻咽喉科の勧めで防衛医科大学病院で検査を受けたところ、「気管癌」と診断されました。

癌の種類は「腺様嚢胞癌」といい希少癌に属し、静かにゆっくり進行し、根深く、しつこく、転移しやすいのが特徴。効く抗がん剤もなく、放射線も効果が見込めないため、外科手術で取るしかないそうです。数年にわたって静かに成長を続けていたようで気管から甲状腺に達して初めて喉の違和感を覚えるようになったのです。ステージは4です。

セカンドオピニオンで「国立がん研究所中央病院」、サードオピニオンとして「亀田総合病院」とトライしましたが、重粒子線は気管が破れる、サイバーナイフは効かない、免疫療法などの民間療法は効果はまず見込めないとのことで外科手術しかないそうです。

その手術でさえ出来るギリギリの線まで来ているとのことから、気管、食道、甲状腺、喉頭部、声帯を除去するという命を賭けた大手術に挑むことにしました。頭頸外科、呼吸器外科、消化器外科、耳鼻咽喉科、形成外科がチームを組み行なう16時間以上に及ぶ大手術で、入院も4ヶ月に及ぶだろうとのこと。もちろん手術中、合併症による絶命も結構なパーセンテージでありうると聞きました。

しかし、放っておけば、確実に死に至る。それもそう遠くない将来ということなので、踏み切る所存です。手術に成功しても、気管、食道、甲状腺、喉頭部、声帯摘出のため声、臭覚を失います。呼吸は胸にあけた気管孔からすることになるのです。しかし、明日を生きる可能性を追求します。そして、神が私を選んで与えた試練と考え必ずや勝ち抜き生還するつもりです。

生還の折には、後進のためのトレーニング指導、不幸にして同じ病を患っている人々のために希望を与え、役立つ啓蒙活動をしたいと考えています。
17年間続けてきた「筋肉オフ会」もついに休止することになりますが、必ずや復活したいと思います。

※癌宣告直前の62歳の私です。筋トレも絶好調でした。
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