BIG TOEの「未来を生きるために!!」

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージ4」の癌宣告。それも効く抗がん剤もない、放射線も効かない「腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)」という聞いたこともない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。家族のこと、友達のこと、仕事のこと、趣味のこと、生きる意味、人の優しさ、真っ当な生き方について語ります。

山本義徳!!言わずと知れた筋肉博士の異名をとる日本一でかいボディビルダーです。

私のホームグラウンドである多摩ジムの仲間であり、昨年の私の癌宣告以来、抗がん剤のこと、手術、放射線治療後の回復に有効なサプリメントといろいろと健康面での親身なアドバイスをいただいています。

山本さんと知り合ったのは、もうずいぶんと昔になります。大阪で行われたセミナーに参加した時、その後、娘を連れて山本さんのイベントに参加した時、ミスター日本の取材のため会場に向かう道中でばったり出会い、話しながら大阪厚生年金会館へ向かったとき、飲み会での同席、そして、時は流れ、東京の多摩ジムでの再会。

私と違い寡黙でクール。しかし、飲み会でも参加した方の質問に面倒くさがることもなく、ひとつひとつ丁寧に応える生真面目な性格。卓越した知識とそれを裏付ける肉体。コンテストのステージで姿を見なくなって久しいのですが、今なお多くのフアン、クライアントに支持されていることが彼の人間性を表していると思います。
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そんな、山本さんが、奥さんとともに遠路はるばる鴨川に訪ねて来てくださいました。そして、私がお世話になっている亀田総合病院の最上階の喜楽亭でとても有意義で楽しい時間を共にすることが出来ました。ここのところ停滞気味の回復に落ち込み気味の私ですが、いただいた大きなパワーで元気百倍です!!

本当にありがとうございました!!

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※山本さんの新刊「ウエイトトレーニング-理論編-」。アマゾンで購入出来ます!!

1年前の今頃、私は所沢の防衛医科大学病院で気管の中に何かがあることがわかり、その正体を突き止めるべく、仕事をしながら気管支鏡、PET、胃カメラ、CTと連日の検査に明け暮れていました。

そして、
1年前の今日、気管の中にあるものが、抗がん剤もない、放射線も効果が見込めないという腺様嚢胞癌という稀少癌であると宣告されたのです。

流石に頑強で健康な体を自負していたボディビルダーから一癌患者への転身は落差が大きくショックでした。

そして、国立がんセンター中央のセカンドオピニオンを経て亀田総合病院で頭頸部外科のK医師、呼吸器外科のN医師による生きるための手術を受けました。

宣告の日から1年、私の人生は大きく変わりました。それまで、千葉県、しかも鴨川への転居はおろか旅行に行こうかとも考えたこともありませんでした。そして、大きな手術だったことでの術後の回復にも思いのほか時間がかかり、3月から職場復帰どころか、先月に退職と言うことになりました。

でも、生きています!!

人生観、価値観も大きく変わりましたが、家族の絆は強くなりましたし、(元気な時には家族は居て当たり前くらいにしか思っていなかったことを大いに反省させられました。)人生において何が大切なのか、真友の有難さ、大切さを知りました。

幸いと言うか、突然死ではなかったので、1年前までのように話す、歌う、鼻、口で呼吸をする、力む、肉体を使う仕事はできない、常生活においても家内の介助が必要な障害が残りましたし、腺様嚢胞癌という病気は、治療方法が確立されていないだけでなく、転移、再発がしやすいのも特徴ですから不安と背中合わせの生活ではあります。

でも、考えることは出来ます、短時間であればパソコンも操作も出来ます、歩けます、家族に、友達に何かを残すこと伝える時間も残されています。

人生において、何をやるべきか、どのように生きるべきかが鮮明になってきました。2018年後半はわくわくする計画でいっぱいです。
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そして、やはり、去年の今頃、今年は明日、国立演芸場でTeam BIGTOE立川談慶師匠の独演会があります。
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ここ数年ずっと行ってたのですが、今年は笑いに行けないのが残念!!

「笑う門には福来る!!」楽しみは次にとっておきます!!
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談慶師匠、松元ヒロさん次の独演会で会いましょう!!

最近よく夢を見ます。なんなんでしょうね。

目が覚めて眠る。その都度、夢をみることも。ほとんどの夢はすぐにその時に思い起こして反復しないと忘れてしまうのですが、悪魔が出てくるような恐い夢ではないのでまあいいかなと思っています(笑)。

妻がでてきたり、親友がでてきたり。そして、昨夜というか、今朝の夢は2度目の「声がでる夢」でした。

話せないと思っていたのに話したら、ちゃんと声が出る。そして、家族と友人と普通に話している。目が覚めて声を出そうとしたらやはり出ない。そううまくは行きませんよね。やはり、心のどこかで話せない、声が出せないというストレスが溜まっているのかもしれません。

しかし、この「夢をよく見る」というのはいったいなんでだろう?
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今日は、今年になってもっとも暑い1日だったと思いますが、家内と鴨川にある日蓮大聖人ゆかりの鏡忍寺へ参拝に行ってきました。
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平日の雨上がりの澄んだ境内は緑が美しく紫陽花の花が咲き誇っていました。退院以来一番歩きました。穏やかな気持ちになれた初夏の一日でした。

術後初の関西遠征から来週で早や1か月!!早い!!時間の過ぎるのが早すぎる!!

これじゃあ、東京オリンピック
700日、10年後3650日なんてすぐに過ぎてしまう!!時間の経過は早いのに、体力の回復はついて行ってない。というか停滞しています。3650日生きぬく体力をつけねば!!

今週の「自主トレ宣言」を受けて亀田スポーツ医科学センターに約
1か月ぶりに行ってきました。トレーニングが生活習慣の一部になっている私でさえ家だけの自重、チューブトレは甘くなります。それで「自主トレ宣言」をしたわけです。

実施したのは、プーリーローイング、バックイクステンション以外は、体力回復目的の下半身のトレーニング。レッグプレスは筋量をつけたいので5秒、5秒のスローメソッドで、レッグカール、レッグイクステンションは体を慣らすために20回の高回数で実施しました。

プーリーローイングでは僧帽筋下部の収縮、弛緩を高回数で繰り返し、血流を促し緊張を取るのが目的です。

自宅ではダンベルシャフトだけでサイレイズを痛みがなく動かせる範囲のみで反復にトライ、上腕二頭筋、上腕三頭筋は
5㎏で高回数50回反復。それぞれ1セットのみです。筋肉の緊張、弛緩を繰り返し、メリハリをつけて高回数行うことで血流を促し、筋肉の緊張を取るのが目的です。怪我をしたときには無理せずに痛みのない種目、痛みのない可動域で行なうという自らのメソッドを手術後の回復にも応用してみようというわけなのですが・・・。

きっとうまく行くと思います。今朝は久しぶりに大腿部と背中の軽い筋肉痛を味わっています。

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今日は運転免許証更新の日ですが、全国的に雨模様。ここ鴨川も朝から激しい雨が地面に叩きつけるように降っています。

そんな中、タクシーで免許更新の講習を受けてきました。今まで住んでいた自治体での免許更新は持参した写真は書類に貼るもので、免許証の写真はその場で撮影する一発勝負のカラー写真という認識だったので白黒の写真を提出しました。そして、講習が終わって、その直後に免許証を受け取って帰ってくださいとのこと。「おい待てよ。写真撮影してないやん。」と思っていると手渡された免許証にその白黒写真が!!そうとわかっていたらカラーのもっと男前の写真を提出したのに。後の祭りでした。

まあ、済んだことは仕方がない。どうせ、今日を以て会社は退職だし、乗るかどうかわからないからね。しかし、せめて
5年後の次の更新の日はもっと元気な状態で迎えたいものです。今回、こうして免許更新出来たことを幸せだと思おう!!
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あっ、そうです。今までは休職中ということでしたが、今日をもって勤務先を正式に退職することになりました。思い起こせば1年前の今日、娘に尻を叩かれて近所の耳鼻咽喉科を訪れたのが、気管に出来た腺様嚢胞癌との戦いの始まりでした。効く抗がん剤がない、放射線も効果が期待できない、重粒子線も使えない、効果が期待できる遺伝子治療、免疫療法を模索している時間の猶予もない。そして、親友から紹介されたふたりのスーパードクターK医師、N医師でさえ、手術をするにしても範囲が広くぎりぎりの段階でこのまま放置すれば3カ月くらいで癌で気管が詰り窒息する。そんな現実を突きつけられて、絶対に体にメスは入れないというそれまでの考えを180度変えて生きることを選びました。そして早や1年が経過したことになります。手術後、半年におよぶ入院生活を終え退院して、只今、第2ラウンド真っ只中です。最初に宣告を受けた防衛医大病院の医師は5年後の生存率は40%に満たないと言っていた記憶がありますから、5年後の免許更新は是が非でも実現したいものです!!

今は、気管孔の狭窄と再発、転移の経過観察中で、治療の中心は手術によって硬化した胸、首のリハビリ、上がらなくなった肩の機能回復が主になっています。時間がかかることはわかっていますが、注射、マッサージなどのリハビリでは今のところ大きな効果が得られない状況です。昨日は、スポーツ医学のH医師の診察でしたが、「しばらくの間、自身でのストレッチ、運動を試みてみたい。」との旨を伝えました。関西に戻るまでにせめて日常生活が人並みに出来るように機能回復したいものです。そして、筋トレも・・・。往生際悪く、まだ、言うてます((笑)。

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今週は父の三回忌供養と家族と友人たちの健康と幸せ、癌と戦っている友人たちの回復祈願のために鴨川市にある日蓮宗大本山清澄寺を参拝してきました。もちろん家内付き添い、ネブライザー持参です(笑)。
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清澄寺は、日蓮大聖人が出家得度および立教開宗した寺とされ、久遠寺、池上本門寺、誕生寺とともに日蓮宗四霊場のひとつとして知られています。
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実はここを訪れるのは昨年
4月に続いて二度目なのですが、その後、埼玉防衛医大病院で癌宣告を受け、東京銀座の亀田京橋クリニックで手術をしなければ3カ月で窒息と診断され手術を受けることを決意。そして、手術を実際に受けるのは銀座の亀田クリニックではなく、千葉県鴨川の亀田総合病院と知ったわけなのですが、きっとこれも何かの御縁なのでしょう。癌にならなければ、再び鴨川に来ることも住むこともなかったのですから。
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初めて清澄寺を訪れた時、本人は気が付いていなかったもののすでに癌にステージ4まで蝕まれていたことになります。そして、何故か同じ鴨川の亀田総合病院に入院、手術。そして、今、こうして生きています!!
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(※千年杉)

やはり、何かの縁を感じられずにはいられません。

人間というのは、こうした目に見えないご縁で結ばれていきているのでしょう。

これからもご縁を大切に
11日を大切に生きたいと思います。

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(※「空手バカ一代」極真空手の創始者 大山倍達が修行をした地としても有名です。)

今日は父の三回忌。

母を追うような予期せぬ父の突然の死からもう
2年の時間が流れたのですね。そして、その半分は私自身が癌との戦いの時間でした。
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台風
5号が接近する風雨の中、朝一番から予定されていた先週の検査結果を聞くためのN主治医の外来検診に行ってきました。結果は、PET異状なし、MRIによる脳転移も異常なし、気管支の細胞検査も異常なしとのことで一安心!!きっと天国の両親が「まだ、会いに来るのは早いぞ!!」と守ってくれたのでしょう。

帰宅後は予定通り、父の三回忌法要です。家内と共に父の遺影に手を合わせて、現状報告と感謝の気持ちを伝えました。

一昨日には来ないかもしれないと思っていた誕生日を迎えおまけの歳をひとつ重ねることが出来ました。

これも家内のおかげ、家族のおかげ、親戚のおかげ、応援してくれる友人たちのおかげです。本当に人のつながりはハート
toハートですね。

これからも検査、治療と平行して出来る筋トレで体力を再建しておまけの歳を重ねたいと思います。明日が来るという保証はありません。
11日を大切に生きたいと思います。みんなの恩に報いるために!!
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半年ぶりの鴨川脱出、10か月ぶりの新幹線での関西遠征。しかも、手術前と違って、ネブラーザーをキャリーバッグに詰めて(もっぱら運搬役は家内で私には持たせてくれませんが)、行った先、行った先で場所を見つけてのネブライザー。流石に疲れたのか3日間ほど、原因不明のしんどさに見舞われていました。

そして、今日は朝から、採血、時間の長いPET(検査費は3万円近く、時間も3時間近くかかります。)、やはり検査に30分近くうるさくて狭いトンネルの中でじっとしていなければならない脳のMRI 、最後の締め主治医N医師による気管支鏡検査&細胞検査でした。苦手な注射もPET MRI 、採血で3回針を刺されぐったりです。
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どうか
PET で転移がありませんように!脳転移がありませんように!細胞が陰性でありますように!

関西遠征疲れに追い打ちをかける検査疲れ。今夜はネブライザーをしてもう寝ます!!おやすみなさい!!

527日、昨年1112日の一時退院以来半年ぶりに鴨川を出ました。

そして、東京築地の国立がんセンター中央で開催された
ACCカフェに。
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ACCカフェは同じACC(腺様嚢胞癌)を罹患した患者同士が集まり、情報を交換したり、新睦を深め共に生きることを目的にHAMAさんという方が立ち上げられたTEAM ACCの集まりです。ACCは主に頭頸部に発症する稀少癌で治療法も確立されていないやっかいものなのですが、皆さんの前向きで明るい生き様に大きな勇気をいただきました。

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そして、会場ではリーダーの
HAMAさんをはじめインターネットを通じて知り合った三重県のか~ささん、岐阜県の猫舌さんとの初対面も果たすことが出来ました。

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そして、これまた昨年8月以来10か月ぶりに新幹線に乗っての関西遠征です。初めて障害者が利用できる多目的ルームを利用させていただきネブライザーを行いました。

私はもともと関西出身ですから関西にも多くの友人がいますし、病気が落ち着いたらいずれ関西にという考えもあります。

しかし、亀田総合病院の主治医
N医師の「吉賀さんが受けた手術は誰でもできる手術ではないので、関西に行くことを考えるなら、引きついで診てもらえる病院、医師を決めておいたほうがいい。」ということでしたので、今回の関西遠出旅になったわけです。

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あらかじめ紹介状を書いていただいた
3つの病院、それぞれ、頭頸部外科(耳鼻咽喉科)、呼吸器外科のドクターを訪問して外来診察を受けたのですが、私のような胸に気管孔を作る手術をしたというドクターはおらず、一様に「大変な手術をされたのですね。見せていただけますか。」という反応。

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宝塚の呼吸器外科の
A部長も「この手術はしたことがありません。N先生の紹介ですか?慶応大学におられた有名な先生ですね。この手術が出来るのはN先生くらいでしょう。」とのこと。

あらためて、大変な医師による大変な手術を受けたのだなと再認識させられました。

私の手術は、亀田総合病院のスーパードクター頭頸部外科の
K医師、呼吸器外科のN医師によって行われたのですが、K医師の後輩で懇意にされているS医師、T医師に引きついで診ていただけることになりました。一安心です。

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目的達成のあとは、滞在先のホテルまで来てくれた友人たちと会ったり、6月で退職する勤務先を訪問したり、娘、息子、姉たちと会ったりと充実した時間を過ごすことが出来ました。

術後初めての気管孔で呼吸するという体で、重いネブライザーをキャリーバッグに入れての家内との関西二人旅。夫婦ともに何が起こるかわからない不安でいっぱいでしたが、無事、鴨川に帰ってくることが出来ました。

まずは家内に感謝!!気も体も使い疲れはてたと思います。会いに来てくれた娘、息子、親戚、友人たちに感謝です。

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(※東京駅まで見送り、出迎えに来てくれてありがとう!!)

私は、喉頭部全摘出で声を失いました。

当時、住んでいた市の福祉係の窓口で、手続き、申請をし、現行の認定基準に合致しているため喉頭全摘出で3級に認定されました。

胸の気管孔については、胸骨、鎖骨、肋骨切除による運動障害、日常的に行わなければならないネブライザーによる加湿、痰除去、狭窄防止のためのエアウエイチューブの管理は命にもかかわることであり、長時間(私の場合、5時間くらいでネブラーザーによる加湿と痰取りが必要です。)の外出が出来ないにも関わらず障害としての認定がされません。

現行の認定基準では、人工透析、心臓ペースメーカーなどは症例、患者数が多いために
1級障害と認められていますが、永久気管孔、私のように胸骨を切除して胸に作った気管孔では症例、患者数が少ないために障害として認められていないのです。

主治医
N医師に聞いてみましたが、現行の基準では、呼吸器では人工呼吸器をつけていなければ1級にはならない、2級はないということです。

私は、胸に気管孔を作るために胸骨、鎖骨、肋骨
4本を切除しており、上半身を支える胸鎖関節がないために、肩痛で腕が上がらない、回せない、肩、背中、腕の慢性的な凝りなどで自分で上着を着れない障害がありますが、これについても現行の制度では、腕、足の欠損については障害が認められていますが、胸鎖関節がないという症例は含まれていないので障害と認められないのです。

三重苦のうちの1つしか認定されないわけです。この障害のため私は勤務先を退社する決意をせざるを得ませんでした。

日本の行政には、症例は少なくても、患者数は少なくても、事例別に総合的に判断するというようにもっと柔軟な対応をしてもらいたいものです。何とかならないか日本の行政!!

Shougaisyatetyou

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