BIG TOEの「筋トレが救った癌との命がけの戦い」~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~

健康を自負していたボディビルダーに突然降って沸いた「ステージ4」の癌宣告。それも効く抗がん剤もない、放射線も効かない「腺様嚢胞癌(せんようのうほうがん)」という聞いたこともない稀少癌、しかも、気管内と言う悪条件で生き残る可能性は成功しても大きな後遺症が避けられない命を賭けた大手術のみ。 そんな現実に直面して思う人生あれこれ。 2019年1月、このブログが「筋トレが救った癌との命がけの戦い~腺様嚢胞癌ステージ4からの生還~」という書籍になりました。アマゾン、楽天ブックス、体育とスポーツ出版社のホームページなどから購入できます。

「胸の気管孔のリスク」です。

・孔の狭窄

・不可欠なチューブによる狭窄防止

・異物による摩擦で生じる肉芽の発生

・これらに起因する呼吸不全

・気管孔の感染から起こる隣接する大動脈からの大出血

 

「昨日の診察でドクターから聞いたちょっと怖い話」

 

「脅かすわけじゃありませんが、CTの画像を見るとやはり気管のすぐ近くを足の親指ほどの太さの大動脈が2本走っています。肉芽や気管孔の感染症で隣接する大動脈に穴があくと10mは飛び散る大出血を起こし即死するでしょう。だから、チューブは当分この状態で肉芽が大きくならないように管理していきましょう。」とのこと。

 

「気管孔の感染症による大出血の危険性は手術後数ヶ月にわたり続く。」と亀田総合病院の野守先生から聞いていましたが、生きている限り危険性は続いているのですねえ。

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でも、考えれば、健康な人でも生きている限り、心不全、心筋梗塞、脳梗塞などの病気や事故で急逝するリスクがあるのですから同じことですね。それどころかこのように予知できるのだし、即死ですから考え方によれば、良いのかもしれません。

さあ、起きてもいないことを心配するより楽しいことを考えて生きましょう。

 

ジムに行って来ます!!

今日は秋の造影CT検査の日。

 

10cmのがん、しかもステージⅣとなれば、癌に侵されている気管、喉頭部だけでなく、その周辺の粘膜層、筋肉層、リンパ節と切除して、再発率を下げる目的で放射線治療をしていても遠隔転移は防げないので、いつどこに飛ぶかわからないという不安が付きまといます。罹患した腺様嚢胞癌は、再発を確認しても効果が確認された抗がん剤がないので、そこからが本当の戦いとなり現に戦っている友達が大勢いるからなおさらです。

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私は、子供の頃はやせっぽちで虚弱だったので、体力をつけようと40年以上、結構それも本格的に続けている筋トレを鴨川市での半年に及ぶ入院生活後に再開して体力をつけることには余念がないのですが、再発、転移はないと信じているのですが、それでも定期的に受けるCTMRIPETといった検査は結果を聞くまで不安です。

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幸い今日の造影CTの結果は「問題なし!」とのこと。この調子で孫息子が筋トレに目覚める歳になるまで、成人するまでと生き続けたいと思います(笑)。

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その後は、頭頸部外科で先週入れ替えた、チューブの確認です。孔が小さくなり内径7φのチューブに変えていたのですが、通気量を確保するために内径9φのチューブにもどすことが出来ました。チューブ挿入後しばらくは、圧迫感があったのですが、今はいい感じに落ち着いてきています。

 

明日は、いつもどおり体育館でトレーニングが出来そうです!!

今日は、ベイコム体育館でトレーニング!!
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途中、ALSOKTシャツと短パン姿から「筋肉質のごついお兄ちゃんやなあ。柔道の選手かな?」と思わせるお兄ちゃんが気になっていました。私がカールを終えたとたん「これ(ベンチ)いいですか?」と言ってこられたのでジェスチャーで「OK!」の合図をだしました。その後、トレーニングを終えてロッカールームに行くと再びそのお兄さんと遭遇。

「柔道の選手ですか?」と電気人工喉頭で話しかけたら「はい、良くレスリングの選手ですか?と言われるんです。柔道とわかるなんて流石ですね。」との返事。しばらくの間、私の人工電気喉頭でのつまらない話に付き合ってくださいました。ボディビルコンテストに出場してもいいところ行くなあと思わせるその肉体だけでなく、言葉使い、立ち振る舞いが「柔道でもかなりの選手だな」と思わせるに充分な好青年でした。

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帰宅して、ネットで「柔道」「ALSOK」と検索してみると、なんと東京オリンピック柔道強化選手の佐々木健志選手でした。昨年のグランドスラム・大阪81㎏級の金メダリストです。

一目でファンになりました。激しく応援したいと思います。その鍛え抜かれた肉体は自身の老いた体作りにも大いなる刺激になりました!!

去年の今日、1年に及ぶ千葉県鴨川市での亀田総合病院での入院治療、鴨川市東町での療養生活に一応の終止符を打ち、生まれ故郷の兵庫県に戻り新しい一歩を踏み出しました。

 

2年前の今頃は亀田総合病院の手術室で意識不明状態!岸本誠司先生、野守裕明先生たちによる8時間半に及ぶ腺様嚢胞癌切除手術を受けていました。

朝の8時に病室で人生最後の腕立て伏せをして、家族、友人たちに見送られて車いすで手術室へ向かいました。

そして、夕方の5時半ごろだったでしょうか、麻酔から覚めて、「吉賀俊行」から「吉賀賢人」生まれ変わったのです。

10cmの癌に侵された気管だけでなく、声帯、甲状腺、周辺リンパ節、筋肉、骨、喉頭部全摘出と、切除範囲が広く、癌の浸潤状況によっては食道切除、小腸での食道再建手術も行うとのことで、術中に亡くなる可能性もあると聞いていましたから将に命がけの生還だったわけです。

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(※術後10日。まだ、体中チューブでつながれていました。)

その後、放射線治療を経て退院。鴨川での半年に及ぶ療養生活。

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(※マンションから望む亀田総合病院)


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(※亀田の看護師さんも多く集うサーファーショップGLASEA)

そして、今があります。

 

腺様嚢胞癌は、再発、転移率の高い癌、しかも効果が実証された抗がん剤がないので、まだまだ安心は出来ませんが、とりあえずは無事に2年を過ごすことが出来ました。

 

この間に、退職し、家を処分し、捨てるものは捨て、随分と身軽になりました。メンタル面でも、つまらないこだわりを捨て、本当に大切なもの、大切な人を知ることが出来ました。筋肉オフ会TheFINALの開催、闘病記の出版、孫息子の誕生、お墓の制作と慎ましくも自分の心に正直に生きることで人生を楽しめています。

 

その意味では、「癌になったことは悪い事ばかりじゃないな、良かったのだ。」とさえ思っています。

 

この2年間、蔭に日向に、いろいろな形で応援してくださったすべての家族、友人たちに感謝致します。

 

そして、これからも宜しくお願い致します。

 

これからも人生何が起こるかわかりませんが、楽しんで全うしたいと思います。

 

今、僕は幸せです。

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(※入院前日、家族と宿泊した鴨川グランドタワーの部屋から亀田総合病院を望む。)

99日の台風15号で鴨川を始め南房総では、猛暑の中、停電、断水で多くの方が苦労をされていると聞きました。私がお世話になった亀田総合病院では停電でエアコンがない状態の近隣の方々を受け入れているとも聞きました。これが昨年だったら常時ネブライザーが必須の私も駈け込まねば生きられないところでした。有難いことですね。

今なお、停電が続いていると聞きます。被災された方々には心よりお見舞い申しげます。

気管孔の不調での細くて長~いチューブへの交換を受けての今日のトレーニングは、計画通り、スロートレーニングと呼吸法の工夫で実施しました。正直、体育館への道すがら不安が頭をもたげたのは事実ですが(笑)。
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【今日のスロートレーニング】

※効果を判定するため、1部位1種目。すべてスロームーブで実施。

※チューブが細く長くなっているのをカバーするため、息を吸って押し(引き)ゆっくり吐きながら戻すのを基本に。

背中)

○スローマシンローイング・・・210秒×5セット

肩)

○スローマシンショルダープレス・・・210秒×5セット

胸・上腕三頭筋)

○スローマシンチェストプレス・・・210秒×3セット

上腕二頭筋)

○スローコンセントレーションカール・・・210秒×3セット

上腕三頭筋)

○スロープレスダウン・・・210秒×3セット

脚)

○スローレッグイクステンション・・・210秒×5セット

○スローカーフレイズ210秒×3セット

腹)

○首から胸の硬化で上体を起こせない為、シットアップ45度で腹筋を収縮させた状態で1分間キープ

-以上-

 

※スロートレーニングの効果については、様々な考えがありますが、関節に優しく筋肉に厳しいトレーニングです。実際、私が現役のボディビルダーだった最盛期、怪我の時には、好んでスロートレーニングを取り入れていました。サイズ的にMAXの時のトレーニングはオリジナルスロートレーニングを採用していました。

そして、癌から生きるための手術で命と引き換えに障害者となった今、再びオリジナルスロートレーニングが道を開いてくれるのではと感じています。

先週は気管孔呼吸の不調でトレーニングをリタイア、ナニワOB会の直前も吸気の抵抗感、圧迫感が出て苦しい中、何とか出席という有様でした。呼吸が苦しくなるとそれを補おうと心臓がバクバクしてくるのですが、私の場合、心臓、肺を保護する第一肋骨、第二肋骨が切除されているので、手首や心臓に手を当てなくても胸の上部を目視するだけで脈を確認できます。すごいでしょ!!(笑)
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そして、今日。病院での検査日は来週17日なのですが、前倒しして、受診してきました。やはり、気管の狭窄傾向と肉芽の影響が出ているようで、気管孔のエアウエイチューブをもう少し深い位置まで入れるために細くて長いものに変えて様子を見ることになりました。せっかく、異物であるチューブを短く出来たと喜んでいたのに「過ぎたるは及ばざるがごとし」の言葉通り、「短か過ぎるのも良くないのだ!!」ということが分かったことが前進だと考えましょう。

呼気の通り道である気管がここまで狭くなると、ちょっとしたチューブの角度、位置による抵抗、痰による抵抗で息苦しくなるのですね。いったん細くて長いチューブを深く入れ、慣れたら1ランク太いチューブに入れなおすとのことでした。

長いチューブを深く入れることで、空気の通り道は確実にキープでき、狭くなっている部位を広げることが出来ますが、内径が2mm小さくなることで通気量が減るために明日の筋トレはきついかもしれません。

しか~し、スロートレーニングと呼吸のコントロールで試行錯誤して完遂しマッスル!!

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昨夜は、北新地に繰り出してのナニワボディビルクラブOBOG会でした。

出かける前にネブライザーをかけて準備万端で現地に向かったのですが、北新地駅到着時あたりから呼吸が苦しい、呼吸が苦しくなるとそれを補うために心拍数が上がる、気分が悪く不安感が出てくる状態。気管孔が細くなっているからだろうか?途中で倒れて迷惑かけたらあかんのでキャンセルして帰ろうか?と迷いだす始末。

でも、懐かしい筋トレファミリーの顔を見たら元気が出てきた。待ち合わせ場所のナニワボディビルクラブ前でしばらく休んでいざ「お酒と和彩 いづる」へ!!
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青春時代をともにナニワで汗を流した友と共に幹事の稲岡さんお勧めの美味しい料理とお酒をたしなみながら思い出話に花を咲かせました。稲岡さん、ありがとうございました。

しかし、幹事さん、OBOG会と銘打っているのにOBばっかりやんか!!

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今日は、エアウエイチューブを念入りにチェックしてからトレーニング場に。

一昨日のトレーニング中の息苦しさからのリタイアを頭に置いて、インターバルを充分に取りながら、気管孔と会話しながらのトレーニングでした。

予定からすると体力作りに最も重要なレッグプレスの日だったのですが、これはパス。脚はレッグイクステンション、レッグカール、カーフレイズ、腕はコンセントレーションカール、プレスダウン、リストカールでした。

その間もインターバルは呼吸が治まるまで充分にとり、マシンが空いてないとマッサージ機で寝るという感じで進めました。

そして、最後は、ショルダープレスとレッグプレスでスロートレーニングをお試し。とにかく気管孔呼吸はすぐに息が上がるし、息むことが出来ないのでトレーニングにも工夫が必要です。大きく息を吸ってプレス、自然に吐きながら
10秒かけてゆっくり降ろす。

現役時代からスロートレーニングは愛用していたのですが、今こそという感触を得ました。次回から試します。きっと、いい結果が出たら報告しますね。

筋トレバンザイ!!

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(※目標この頃の背中と肩)

先祖供養、両親の供養。大事です。

宗教的にどうこうと言うのではなく、自身が人間として穏やかな心で幸せな人生を送るうえで、この世に生まれてきたことを感謝すること、両親、先祖供養は大切と思います。(若い頃、ナニワボディビルクラブの伊集院先生に言われた時には何のことかわからんかった(笑)。)

世の中には、墓参りにも行かない、親が亡くなって間もないのに仏壇を処分したという話も聞いたことがありますが、思いやり、感謝の心を忘れた人は幸せには縁遠い人生を送るのではないでしょうか。

そういう私自身も先祖供養を始めたのは母が亡くなってからのことなのですが、それ以来、毎日、手を合わせることだけは欠かしません。なのに「なぜ余命宣告を受けるような大病をしたのか?」とも思いましたが、親友ZEUSが言ったように、「供養して手を合わせていたからこそ、食道への浸潤を免れ、危険な手術を切り抜け、6度わたる窒息の危機から生還し、今日まで再発、転移することなく生きられている」のでしょう。
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今日は、朝から神戸善光寺さんに両親の墓参りに行って来ました。2017年の手術前にもお参りに来ましたが、きっと、両親が守ってくれたのでしょう。
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これからも、両親に、御先祖様に、ドクターに、看護師さんに、家族に、友人に、関わってくださったすべての人に感謝しながら生かされた人生をひとつひとつ小さな目標をクリアしながら日々を重ねたく思います。

昨日の定期診察。

メインは、気管孔のチューブが入らなくなっているのでそれについての相談です。その結果、やはり気管孔内部が肉芽の成長も含めて狭くなっていることがわかりました。

これ以上狭くなるようだと呼吸に支障が出てくるので、入院、麻酔してのレーザー施術をしなければならないようです。レーザーで削るようなのですが、すぐ近くにど太い大動脈が通っているので慎重に数ミリだそう。もし、血管が破れると大出血で即死だそうです。

恐ろしい話ではありますが、あっという間だから苦痛はないかもしれないなあなどと考えていました。

しかし、ドクターも可能ならそれは避けたいのでしばらくは制作したチューブ数種類を駆使して様子を見ることに。

一夜明けて、残暑の今日は、体育館でトレーニングです。しかし、チューブの入れ方の調整を誤りました。呼吸に、特に吸気に抵抗があり、息があがり下がりません。残念ですが、ノルマをこなすことなく途中で帰途に着きました。そして、帰宅後、チューブの入れなおしです。

まあ、人生、山あり、谷あり。こんなこともあるでしょう!!

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